こうのとり狂騒曲
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The Snark Was A Boojum(1941年) 男名前の女性作家でユーモア本格。作家活動は1940年代前半。これは、まさに第二のクレイグ・ライス。シリーズキャラクターは持たないけれど、それ以外の点では作風もかなり近いです。 ややおめでたい性格の叔母さんと親戚の家を車で訪ねたサンディは、まさに遺産相続ですったもんだの一族の中に飛び込んでしまいます。「この家で最初に生まれる血のつながった赤ん坊に全財産を贈与する」との遺言(まるで『グリーン家殺人事件』ですね!)により、身重のパートナーを抱えた個人の甥たちが角突き合わせているのです。そしてここから一昼夜。吹雪の戸外には殺人鬼が跳梁し、家の電話線は切断され、サンディの車は乗っ取られ、家の中では犬と人間が同時に産気づき、遺言を託された弁護士が変死体で発見され、執事がゆすり屋に変貌し、サンディが独身のロッドに密かに恋し、ロッドがサンディをワトソン役に殺人捜査に乗り出します。 プロットだけ抜き出すとまあ平均的な出来の探偵小説というところですが、ロッドとサンディの噛み合わないやりとりや、登場人物たちがひき起こす予測不能なドタバタ、また章の区切りと転換の軽妙さでもって、★ひとつ加えてあげる立派な理由になります。前作の「ハネムーンの死体」より一段面白い。 | ||||
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