まるで雪など降らなかったかのように



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初公開日(参考)2012年03月
分類

長編小説

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まるで雪など降らなかったかのように

2012年03月27日 まるで雪など降らなかったかのように

「一緒に北海道に行かないか」。女子大生の夏希の前に、10年前まで施設で一緒に暮らしていた司が突如現れ、こんな誘いを持ちかけてきた。ともに親から虐待を受け、捨てられた子供だった司と夏希は、強い絆で結ばれていたが、この10年音信不通となっていたのだ。ためらうことなくおんぼろのフォルクスワーゲンに乗り込んだ夏希・・・・・・。こうして二人の「ひたすら北を目指す旅」がはじまった。 (「BOOK」データベースより)




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まるで雪など降らなかったかのようにの総合評価:9.33/10点レビュー 3件。-ランク


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No.3:
(4pt)

厳選された表現と推敲を重ねた構成力に感服です

大学の正門から北海道まで、そして後日談まで、めくったページがロードムービーの一こまだったような読後感です。時代設定の意外性は、幅広い読者層に訴える作品です。

独自の表現(例えば、「膜」)にふと立ち止まり考えさせられつつも、会話の軽妙とほどよいレベルで止める説明は重い過去をもった二人の旅を、さらさらとした雪の中を、北へ進めてゆきます。現在と過去の往来、挿入される会話の効果、そして何よりも本タイトル「まるで雪など降らなかったかのように」の意味するところ。細部にまで気を配った1冊に仕上がっていることに感銘を受けました。

次回作への期待をこめて★★★★
まるで雪など降らなかったかのようにAmazon書評・レビュー:まるで雪など降らなかったかのようにより
4062175436
No.2:
(5pt)

言葉一つ一つが心に染みていきます

親から受けた虐待という過去は変えられない。でも未来は変えられる、その過去の見方によって。
情景を表す言葉、主人公達が話す言葉、その一つ一つはとても美しく、自分自身も彼らと一緒に旅をしているような気分になります。
まるで雪など降らなかったかのようにAmazon書評・レビュー:まるで雪など降らなかったかのようにより
4062175436
No.1:
(5pt)

胸に染み入る、雪が降る。

親から受けた虐待で傷ついた孤独な魂を通わせあう、夏希と司。
何も説明しなくても、一瞬にしてわかりあえた、この世でたったふたりの最後の旅。

著者は1986年生まれ・北京出身とのことだが、
どれくらいの期間でこれだけの日本語を習得したのだろうか。
被害者意識の塊のようなヒロインの語り口は、淡々としていて美しく、
重い題材を扱いながらも読んでいて負担や不快感を感じさせない。

そして「まるで雪など降らなかったかのように」というタイトルの意味が胸を打つ。

読み終えた時、空からしんしんと降り積もる白い雪を見上げている自分がいた。

表紙の美しさそのままの、繊細な、でも決してひよわではない作品です。
まるで雪など降らなかったかのようにAmazon書評・レビュー:まるで雪など降らなかったかのようにより
4062175436



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