シルフ警視と宇宙の謎



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初公開日(参考)2009年07月
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長編小説

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シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)

2009年07月31日 シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)

物理学者ゼバスティアンは、提唱する「多世界解釈」理論をめぐって論争の渦中にあった。彼を鋭く批判していたのは、学生時代からの親友で天才物理学者のオスカー。親友との摩擦は、ゼバスティアンの望むところではないのだが…。ある時、テレビの科学番組でオスカーと激しく議論を戦わせた翌日、ゼバスティアンの息子リアムが誘拐される。犯人と思しき人物からの要求は、医療スキャンダルの秘密を握ると噂される妻の同僚を殺害することだった。息子を救うためゼバスティアンは要求に従うことを決意する。だがなぜ、ゼバスティアンが選ばれたのか?天才警視シルフの捜査は、事件の悲劇的な真相を明らかにしていく。ドイツ文学界の新星が放つ哲学的ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




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シルフ警視と宇宙の謎の総合評価:8.00/10点レビュー 3件。-ランク


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No.3:
(5pt)

とても面白かった

量子論とかパラレルワールドと言ってもSFではない。黒幕はすぐにわかるので探偵小説でもない。むしろ人生哲学と言うべきか、先入観なしに楽しむつもりで読んでほしい。背景には失われた幸福な過去、それを取り戻す挑戦、友人、夫婦の愛憎など読み込めば層は深い。しかし、憎めない巧妙な登場人物設定、ウィットにとんだ会話など、悲劇とは言え読後感は悪くない。お勧めの一冊。ツェーの翻訳本が他に出ていないのが非常に残念。
シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)より
415209060X
No.2:
(4pt)

推理小説の枠組みを使った哲学的小説

一応、殺人事件は起こり捜査されるけどそれがこの小説の眼目ではなく、殺人事件を巡って展開される哲学的考察が話の中心をなしており、それが面白いかどうかで評価が分かれると思います。その哲学的考察とは何かというと「多世界解釈」という題目で一言でいうと世界は無限のパラレルワールドで成り立っており、あることが起こっても、別の次元では起こっていない可能性も存在するということのようです(多分)。著者の言いたかったことは、それら全てを体験できない我々は幸福でもあり、且つ不幸でもあるとのことのようです。話も事件の解決より現実の適正化に集約されて終わるという特異な推理小説になっております。面白かったけど、あまり人に勧める気にはならないタイプの小説に思いました。
蛇足ですが、作中で披露される、タイムマシンを使って親を殺すと自分が生まれないけど、生まれないから親を殺すことができないという「タイムマシンを使った親殺しのパラドックス」には笑かしてもらいました。
シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)より
415209060X
No.1:
(3pt)

量子論的多世界殺人事件?

ミステリなんだけど、なんか不思議な感触の小説。
キャラクター造型はそれぞれ立ってるんだけど、読むべきはそれではなく、彼らを取り巻く世界、そして、その認識。
選択と解釈によって分岐する多世界理論。その解釈を間違ったため、絶望の世界へと転げ落ちる犯人。それを正常に引き上げようとするシルフ警視。
しかし、多世界解釈は特別なものではなく、作中でも様々な選択と解釈が散りばめられていて、全体像が見えているのは“観測者”だけ。
因果律の輪の中ならば残酷で、自由意志による選択ならばあまりに悲惨。事件とは別に、正しい世界を取り戻そうとするラストは、京極堂の憑物落としに似てるかも。
シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:シルフ警視と宇宙の謎 (ハヤカワepiブック・プラネット)より
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