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No.1
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティ
読み方を間違った
サイコ風味なキャラクターや罪について内省する者など多様な人物が登場するが、一様にあっさり描写に終始する。
(ギミックの「兵隊さんの人形」という演出も中途半端で、状況を禍々しいものに彩るには不足だった)。
作者自身、小説としての深みなど元より眼中になく、シチュエーションの奇抜さにトライしていく事が楽しかったのだろう。
クリスティーの最高傑作のように喧伝されているので、間違った期待の仕方をしてしまった。これはまったくこちらの不明である。
読み方をわきまえていればもっと楽しく読めたかもしれない。
そういう意味でミステリーをはじめて読む人には最高のおすすめになると思う。
ただし翻訳は芯がなく、サスペンス、ミステリーの文章には向かないと感じた。