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こちら社会部



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こちら社会部の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

若き新聞記者、矢尻京太の事件簿

底本の出版は1967年。22話からなる短編ミステリー集である。
舞台は東京オリンピックの前後、昭和30〜40年代。従軍経験者、被爆者、戦争未亡人などが多数登場、戦争の影が色濃く残る時代が伝わってくる。
表題作「白骨の家」は少々猟奇的だが、それはこの話だけ。
巻末の「一九六三年十一月」は、三池炭鉱事故、鶴見線事故が同時に起き、ケネディ暗殺もあった激動の月。
連続する事件に翻弄される記者たちの葛藤を描く。短いながら重厚な作品で、横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」を思い出させる。
某町はヤクザに支配されているとか、ある病気の人に放火魔が多いとか、伊豆の某島は流人島だとか、現代では許されないような表現も出てくるが、それがまた時代を実感させてくれる。
白骨の家―こちら社会部 (旺文社文庫)Amazon書評・レビュー:白骨の家―こちら社会部 (旺文社文庫)より
4010614331

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