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血の砂丘



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【この小説が収録されている参考書籍】
血の砂丘 (日文文庫)

血の砂丘の評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

脱帽

誘拐というありがちなものに、別の要因を加えて違うものにするのが、どのくらい難しいことなのかが、本書を読んだ人は理解するだろう。
読者を煙に巻く事だけが推理小説ではない。
読み返すのが今から楽しみだ。
血の砂丘 (日文文庫)Amazon書評・レビュー:血の砂丘 (日文文庫)より
453708040X
No.1:
(4pt)

独創的な二重誘拐の設定と登場人物の愛憎描写が巧み

まず、本格ミステリとしてみた場合、

なんと言っても「二重誘拐」という設定に興味を引かれる。

誘拐した子供がさらに掠われるのだ。

解説にもあるように、誘拐するのが分かれた元妻で、

掠うのは実の娘、という設定に代表されるような

人物・心理描写はやはり巧いし、引き込まれる。

ミステリとして見ると、掠った子供を尾行できるのか、

さらに監禁された子供を掠う手順などに穴が多いような気がするのだが、

人間ドラマをメインとしたサスペンスとして見れば充分な面白さは確保されている。

二重誘拐ものでは貫井徳郎の『長く孤独な誘拐』と

読み比べるのも面白いだろう。
血の砂丘 (日文文庫)Amazon書評・レビュー:血の砂丘 (日文文庫)より
453708040X

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