ナインデイズ

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ナインデイズの評価:

3.76/5点 レビュー 17件。 B ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(2pt)

読み物としては面白いですが。。。

東日本大震災が発生してからの9日間、岩手県災害対策本部の活躍を若手の医師秋冨氏の目を通して描いたノンフィクション的小説。

震災の記録としては事実関係が不明瞭で内容も浅く役に立ちません。場面はほとんどが対策本部の中だけでダイナミズムがなくエンターテイメント性に欠けますが、東日本の方であれば皆体験した、震災の記憶をベースに読むことができますので、一所懸命な対策本部の登場人物たちにソコソコ感情移入できます。

私としては未曾有のカタストロフで防災機関の人々がどのように思い行動するのか興味があったのですが、あと一歩踏み込みが足りないように思いました。もう少し秋冨氏のバックボーンや対策本部の方々の心の動き、人間の強欲さや純粋さを丁寧に拾っていただきたかったです。

事実をベースにしているためにかえって踏み込みが浅くなったのであれば、失敗ですね。完全なフィクションに徹すればよかったと思います。

星2つとしてのは、巻末にある「将来の防災対策への布石とするためにと快く取材を受け」た対策本部の気持ちに応えるレベルにないことです。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
B009CTX9KS
No.11
(2pt)

読み物としては面白いですが。。。

東日本大震災が発生してからの9日間、岩手県災害対策本部の活躍を若手の医師秋冨氏の目を通して描いたノンフィクション的小説。

震災の記録としては事実関係が不明瞭で内容も浅く役に立ちません。場面はほとんどが対策本部の中だけでダイナミズムがなくエンターテイメント性に欠けますが、東日本の方であれば皆体験した、震災の記憶をベースに読むことができますので、一所懸命な対策本部の登場人物たちにソコソコ感情移入できます。

私としては未曾有のカタストロフで防災機関の人々がどのように思い行動するのか興味があったのですが、あと一歩踏み込みが足りないように思いました。もう少し秋冨氏のバックボーンや対策本部の方々の心の動き、人間の強欲さや純粋さを丁寧に拾っていただきたかったです。

事実をベースにしているためにかえって踏み込みが浅くなったのであれば、失敗ですね。完全なフィクションに徹すればよかったと思います。

星2つとしてのは、巻末にある「将来の防災対策への布石とするためにと快く取材を受け」た対策本部の気持ちに応えるレベルにないことです。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
4344021371
No.10
(5pt)

敗れざる敗者の物語

大震災には誰も勝てない。
災害対策とは、最初から負けを運命づけられている戦いなのである。

情報がない、資材がない、人がいない、燃料もない。

その圧倒的逆境の中で、彼らは戦った。罵声を浴び、なじられながら。

震災発生のその夜、停電でガソリンスタンドのポンプが動かず、緊急車両の燃料すら確保できない事態となった。
民間スタンドのガソリンを、緊急車両のために確保しなければならない。

しかし、そんな権限は誰にもなかった。燃料を求めてスタンドに殺到する市民に「買わないでくれ」という権限など、どの法律にもないのだ。だが、燃料がなければ救急車・消防車すら動かせなくなる。「俺が行きます」と名乗り出たのは、県庁防災室の職員だった。

「頑として燃料を死守しようとした職員は、罵倒され、襟首をつかまれ、髪を引っ張られ、それでも雪の中に土下座して、どうにか燃料だけは押さえさせてほしいと食い下がった」(本書85頁)

そういう職員の必死の努力も、報われない。殺到する群衆に抵抗できなかったのである。

彼らは感謝されない、誉められない。それどころか、罵声をあび、非難される。

しかし、今我々は知っている。彼らが戦ってくれたから、彼らが踏みとどまってくれたから、東日本大震災という古今未曾有の「大敗北」の中で、かろうじて我々は「負けとどまる」ことができたのだということを。

彼らは勝てない戦いに挑み、勝てなかった。しかし敗れてはいないのである。

敗れざる敗者、それを英雄という。

本書は、そういう英雄たちの物語である。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
B009CTX9KS
No.9
(5pt)

敗れざる敗者の物語

大震災には誰も勝てない。
災害対策とは、最初から負けを運命づけられている戦いなのである。

情報がない、資材がない、人がいない、燃料もない。

その圧倒的逆境の中で、彼らは戦った。罵声を浴び、なじられながら。

震災発生のその夜、停電でガソリンスタンドのポンプが動かず、緊急車両の燃料すら確保できない事態となった。
民間スタンドのガソリンを、緊急車両のために確保しなければならない。

しかし、そんな権限は誰にもなかった。燃料を求めてスタンドに殺到する市民に「買わないでくれ」という権限など、どの法律にもないのだ。だが、燃料がなければ救急車・消防車すら動かせなくなる。「俺が行きます」と名乗り出たのは、県庁防災室の職員だった。

「頑として燃料を死守しようとした職員は、罵倒され、襟首をつかまれ、髪を引っ張られ、それでも雪の中に土下座して、どうにか燃料だけは押さえさせてほしいと食い下がった」(本書85頁)

そういう職員の必死の努力も、報われない。殺到する群衆に抵抗できなかったのである。

彼らは感謝されない、誉められない。それどころか、罵声をあび、非難される。

しかし、今我々は知っている。彼らが戦ってくれたから、彼らが踏みとどまってくれたから、東日本大震災という古今未曾有の「大敗北」の中で、かろうじて我々は「負けとどまる」ことができたのだということを。

彼らは勝てない戦いに挑み、勝てなかった。しかし敗れてはいないのである。

敗れざる敗者、それを英雄という。

本書は、そういう英雄たちの物語である。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
4344021371
No.8
(1pt)

取材能力と筆力が無い、お粗末なシロモノ

震災関連の書籍群の中で、ワーストスリーに入る作品。取材に基づくフィクションだが、そもそも取材された人物の多くが、あまたのメディアで肉声で語っているので、筆者の取材能力の浅さがモロ分かり、読んでいて憤りさえ感じてくる。人物への取材、現場への取材のお粗末さに加え、医療や組織の現場というものを体得していない中学生が夏休みに書いた宿題のよう。フィクションとしても、筆力も、まったくない。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
B009CTX9KS
No.7
(1pt)

取材能力と筆力が無い、お粗末なシロモノ

震災関連の書籍群の中で、ワーストスリーに入る作品。取材に基づくフィクションだが、そもそも取材された人物の多くが、あまたのメディアで肉声で語っているので、筆者の取材能力の浅さがモロ分かり、読んでいて憤りさえ感じてくる。人物への取材、現場への取材のお粗末さに加え、医療や組織の現場というものを体得していない中学生が夏休みに書いた宿題のよう。フィクションとしても、筆力も、まったくない。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
4344021371
No.6
(5pt)

あの時のことを忘れさせない本であり、これからどうしていかなくてはならいか気づかされる

2011.03.11のあの日、岩手県民として沿岸部の人々を心配し、何か力になりたいと心から思った気持ちを思い出させ、忘れさせないと感じた本です。
震災発生から1年が経ち、内陸部はほとんど震災前と変わらない日常になり、そういった生活していると、同じ岩手県民であるにもかかわらず、あれほど心にも生活にも衝撃を受けたことなのに、少し遠い昔のように感じることもあります。
けれど、この本を読むとあの日に思った感情や不安な生活を思い出させてくれます。
忘れてはいけないと思いながらも、日常に埋もれていくあの日をとてもリアルに思い出しました。
力になりたいとまた思え、自分も思い一つで力になれるのだと気づかされました。
この本に書かれているような人々や災害対応のシステムが岩手県災害対策本部にあったのだと思うと、少し誇りに思えました。
課題はたくさんあるようだけれど、他の都道府県の方にも読んでいただきたい1冊でした。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
B009CTX9KS
No.5
(5pt)

あの時のことを忘れさせない本であり、これからどうしていかなくてはならいか気づかされる

2011.03.11のあの日、岩手県民として沿岸部の人々を心配し、何か力になりたいと心から思った気持ちを思い出させ、忘れさせないと感じた本です。
震災発生から1年が経ち、内陸部はほとんど震災前と変わらない日常になり、そういった生活していると、同じ岩手県民であるにもかかわらず、あれほど心にも生活にも衝撃を受けたことなのに、少し遠い昔のように感じることもあります。
けれど、この本を読むとあの日に思った感情や不安な生活を思い出させてくれます。
忘れてはいけないと思いながらも、日常に埋もれていくあの日をとてもリアルに思い出しました。
力になりたいとまた思え、自分も思い一つで力になれるのだと気づかされました。
この本に書かれているような人々や災害対応のシステムが岩手県災害対策本部にあったのだと思うと、少し誇りに思えました。
課題はたくさんあるようだけれど、他の都道府県の方にも読んでいただきたい1冊でした。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
4344021371
No.4
(5pt)

311に対して岩手県災害対策本部がいかに闘ったかを克明に記述したノンフィクション

岩手県災害対策本部の闘いを、医療班長である秋冨先生の目線で語るノンフィクション小説仕立ての本。
秋冨先生は岩手医科大学付属病院に勤務される医師であり、岩手県高度救命救急センターの医師でもあり、DMATの一員でもあり、日本における災害医療の第一人者のお一人。
災害医療の重要性を訴え日本における真の災害対応システムを構築する事に真剣に取り組んでおられます。
福知山線事故の時も隣県である滋賀県から駆けつけ、一両目に潜り込んでいらしたそうです。
その先生をはじめとした岩手県災害対策本部が闘った9日間(プラス一日)を詳細に熱く語っています。
災害対策本部の方々の準備と努力、自衛隊の組織的かつ強力な支援、消防・警察の献身的な貢献、危険を顧みない防災ヘリ、その他関係者の方々、、、これに対して想像を絶する津波による広範かつ甚大な被害状況、、、力は及ばなかったのかもしれないが、皆さんがいたからこそ助かった多くの命があると思います。読了後に自然と涙がにじみました。
わたしたちIT屋のなすべき仕事は発災直後の効果的かつ正確な情報管理・提供の仕組みをいかに実現するか、これによって(想定外のない)災害対応システム(人・組織・情報・統制・物資/資源)にいかに貢献するかだと痛感しました。
こちらの本以外にも震災を顧みる資料はたくさんありますが、それでもなお災害対策経験をお持ちではない官庁関係者、自治体関係者、災害対策に支援できる職種の方々は一読すべきと思います。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
B009CTX9KS
No.3
(5pt)

311に対して岩手県災害対策本部がいかに闘ったかを克明に記述したノンフィクション

岩手県災害対策本部の闘いを、医療班長である秋冨先生の目線で語るノンフィクション小説仕立ての本。
秋冨先生は岩手医科大学付属病院に勤務される医師であり、岩手県高度救命救急センターの医師でもあり、DMATの一員でもあり、日本における災害医療の第一人者のお一人。
災害医療の重要性を訴え日本における真の災害対応システムを構築する事に真剣に取り組んでおられます。
福知山線事故の時も隣県である滋賀県から駆けつけ、一両目に潜り込んでいらしたそうです。
その先生をはじめとした岩手県災害対策本部が闘った9日間(プラス一日)を詳細に熱く語っています。
災害対策本部の方々の準備と努力、自衛隊の組織的かつ強力な支援、消防・警察の献身的な貢献、危険を顧みない防災ヘリ、その他関係者の方々、、、これに対して想像を絶する津波による広範かつ甚大な被害状況、、、力は及ばなかったのかもしれないが、皆さんがいたからこそ助かった多くの命があると思います。読了後に自然と涙がにじみました。
わたしたちIT屋のなすべき仕事は発災直後の効果的かつ正確な情報管理・提供の仕組みをいかに実現するか、これによって(想定外のない)災害対応システム(人・組織・情報・統制・物資/資源)にいかに貢献するかだと痛感しました。
こちらの本以外にも震災を顧みる資料はたくさんありますが、それでもなお災害対策経験をお持ちではない官庁関係者、自治体関係者、災害対策に支援できる職種の方々は一読すべきと思います。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
4344021371
No.2
(5pt)

次は私も

寒いとか、ひもじいとか、私たちは自分のことだけで精一杯でした。
その同じ時に、こんなに戦ってくれていた人たちがいたんですね。
ありがとうございます。
みんなで共有し、自分たちは何をすべきであったか、今度は自分たちが何をすべきか考えます。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
B009CTX9KS
No.1
(5pt)

次は私も

寒いとか、ひもじいとか、私たちは自分のことだけで精一杯でした。
その同じ時に、こんなに戦ってくれていた人たちがいたんですね。
ありがとうございます。
みんなで共有し、自分たちは何をすべきであったか、今度は自分たちが何をすべきか考えます。
ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い Amazon書評・レビュー: ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘いより
4344021371