翡翠の家



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初公開日(参考)2006年06月
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長編小説

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翡翠の家 (創元推理文庫)

2006年06月10日 翡翠の家 (創元推理文庫)

「部屋求む。ルームメイト応相談」。ニューヨークに来たものの、住みかにさえ不自由している新人作家ジャニスが出した個人広告。それを見て連絡をくれた中国系女性リリー・ウーと一緒に引っ越したのは、ワシントンスクエアの元実業家邸、今はアーティストたちが住むアパートだ。が、入居するや不審事が続き、さらには殺人事件が!犯人は住人の中に?コージー・ミステリー第一弾。 (「BOOK」データベースより)




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翡翠の家の総合評価:8.00/10点レビュー 6件。Bランク


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No.6:
(5pt)

新人作家、殺人の館にお引越し。

あらすじを読んだだけで、これは多分自分好みで面白そう!とわかるものがあります。
この小説がまさにそうでした。
ハワイ出身の新人女性作家が主人公のコージー・ミステリの第一作で、舞台は戦後間もないニューヨーク。
ちなみに第二作目、三作目はハワイが舞台になっており、それぞれハワイの空気が感じられる独特の雰囲気ある作品で、
こちらもおすすめです。

ニューヨークに来たばかりの主人公ジャニスはルームメイトを募集し、連絡してきたのは中国系美女リリー。
2人が個性豊かなアーティストたちの住むアパートに引っ越した早々、事件が起こります。
初めから誰かに見られていたり、何か秘密があるらしいリリーが襲われたりして不安が増すなか、地下で男の死体が見つかります。
しかもジャニスは死んだ男になりすました何者かと前夜話をしているのです。

犯人は住人のなかにいるのか?
リリーは何を隠して何をしようとしているのか?
緊迫したアパートの雰囲気、疑い合う住人たちの様子がジャニスの目を通して描かれ、引き込まれていきます。
ジャニスはリリーに何か秘密があることに気づいていますが、もともと客観的で前向きな性格らしく、リリーと徐々に信頼関係を築きながらそのわけを知っていきます。
リリーの行動力や強さ、異なる人種や文化を理解しようとするジャニスの考え方、どちらも魅力的でいいコンビだと思います。
60年以上前に書かれた作品ですが、今読んでも遜色ないおもしろさです。
翡翠の家 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:翡翠の家 (創元推理文庫)より
4488149049
No.5:
(3pt)

昔懐かしいアメリカのTVドラマを彷彿させる

1940年末、第2次世界対戦が終って間もない冬のNYが舞台。

ワシントンスクエアのアパートメントで繰り広げられるミステリーは、古き良きNYを舞台に登場人物が魅力的な作品です。個性豊な住人であるが故に、犯人探しの醍醐味がきちんと有ります。

タイプライター、暖炉と、昔懐かしいアメリカのテレビドラマを彷彿させます。

ただ、懐かしい気分は味わえますが、ミステリーとして第2作を望むほどではありません。

それは、ジャニスとリリーの二人だけでは魅力は弱い。
翡翠の家 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:翡翠の家 (創元推理文庫)より
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No.4:
(4pt)

旧作ミステリの佳作

一つ屋根の下に様々な人が住み、その中で殺人事件が起きるという状況がエリザベス・フェラーズの「私が見たと蝿は言う」に似ています。謎解きものではなく、色々なことが起きながら次第に事件の真相が明らかになるという構成で、丁寧に書かれた良い作品です。主人公のイメージがもう少し具体的に描かれ、パートナーの中国系の女性も話が進むにつれて輝きが増して来るような描きかただったらもっと良かったと感じました。約60年前に書かれ、当時のニューヨークが舞台になっていますが、その点は特に違和感はありません。なお、この作品をコージー・ミステリと呼べるのかちょっと疑問に思います。
翡翠の家 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:翡翠の家 (創元推理文庫)より
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No.3:
(4pt)

登場人物が生き生き

ひと昔前のコージー・ミステリーというが、古さは感じられない。

殺人のトリックは凝ったものではないが、ありえないほど綿密に仕掛けられたトリックには抵抗を感じてしまうわたしとしては、これくらいが好ましい。

物語の中で解き明かされてゆくのはトリックというよりも、それぞれの秘密がからみあう複雑な人間関係なのだから。

この作品の魅力を高めているのははなんといっても、主人公や同居人リリーをはじめとする登場人物だ。

今にも小説の中から飛び出してきそうな、生き生きした女性たち。

主人公たちの思索や行動に、わたしたち読者はぐいぐい引き込まれてしまうのだ。

もっと単純に言おう。リリーや主人公ジャニスの描写を読んで、その姿を思い浮かべるのが楽しくなった。これこそがキャラクター、ひいては小説の魅力の証だと思う。
翡翠の家 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:翡翠の家 (創元推理文庫)より
4488149049
No.2:
(4pt)

ロージー・フューチャーって知ってる?

時代は第二次世界大戦が終わって数年。
同じ下宿のイタリア系女性が中国系女性に聞く
「ひょっとしてロージー・フューチャーを使ってる?」
答えは
「同じ色は持っていないわ」。

こんな場面を見ると、コージーミステリといわざるを得なくなるかもしれない。
この「薔薇色の未来」というのは、OPIという米国製ネイルブランドの、現在でも人気のある定番製品につけられた名前である。
その青みがかったパールピンクの色は、オークル系の肌を持つアジア女性にはいまひとつ。
だから”持っていなかった”と読み取れるのではないだろうか。

そう、これは現代でも男性には入れない世界のはずである。
ネイルを愛する女性ゆえに伝わる、この一場面...
あえて余計な説明をしなかった訳者は、きっとコージーミステリ好き?なのでは?とつい想像してしまった。

この作品は帯には「新シリーズ」とあるが、実際には作品の舞台と同様に1940年代の終わりにに女性によって描かれている。
放送作家でもあったようで、コージーの約束事は踏んでいるものの、なかなか手堅いできとなってる。
しかし、昨今のミステリと比べざるを得ないので、少しきつめの評価とした。

それにしても、この頃、米国では女性向けがあった=すでにミステリが普及していたことになる。
それと比べると、日本女性のミステリの開眼というのは遅かったのだなと実感してしまった。
翡翠の家 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:翡翠の家 (創元推理文庫)より
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