田沼と蔦重
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書店で話題の書として紹介されていた。大河ドラマで話題の蔦重と、最近評価が見直されているという話を聞いた記憶がある田沼意次が主役とのことで手に取ってみた。展開のテンポが良く、先が気になるので、どんどん読み進めてしまった。田沼意次といえば賄賂にまみれた役人というイメージがあったが、この本を読む限り、国家の安寧、民の幸せ、困窮する武士の救済、幕府財政の立て直し、御公儀への忠孝に努め、時代にあった政策を推し進めようと、清と濁を合わせ持つ優れた役人に読める。それが、自分のお家、立場を守ることだけ考える狡猾な人物に潰されてしまう。人の恨み、妬み、自尊心、既得権益などをうまく操り、周りから潰していく様は、解説にも書いてあるように、平時の戦争、情報戦、諜報戦である。本人には何も人を貶める意図もなく、天下泰平のために尽くそうとしているのに、権力を傘にした横暴のように解釈される。誤解が積み重なり、人から裏切られ見放されていく様は無情である。しかもその黒幕は視座が高いわけでもなく、人望があるわけでもない。自分が彼の立場ならどうするべきだったのだろうかと思う。 | ||||
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