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アレアレ!の評価:
4.00/5点 レビュー 3件。 - ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
今は遠きあのPBPを思い起こさせてくれます。
PBPリアルの中に詰め込まれた物語の面白さが秀逸
2023年にPBPで走ったコースを思い出しながら楽しくページをめくっていたらあっという間に読了してしまいました。
PBPという4日間自転車に乗ってペダルを漕いでいるだけのイベントをどう小説にするのだろうと思っていましたが
主人公の葛藤、ペダルを漕ぎ続ける辛さが物語とシンクロしていて、ついつい感情移入しながら読んでしまいました。
フランスの雄大な洗濯板のような台地、辛いアップダウン、眠い中ついて行った丘の上まで続くランタンルージュ・・・
主人公が悪戦苦闘する様がまたフランスを走りたい、今は遠い非日常のPBPに舞い戻りたいという気持ちを呼び起こしてくれます。
なのでPBPに参加したことある人であれば過去のPBPを思い出しながらより楽しく読める本だと思います。
またブルベやPBPという自転車イベントを知らない人でもこんな世界があるのだというのを知ってもらう良い本だとも感じました。
ただ、この本で唯一残念だと思ったのが、時が過ぎPBPが思い出として美化されるところまで描いていないところです。
物語自体はこれ以上ないくらい綺麗に終わっているのですが、PBP参加者としては思い出が美化されるまでが醍醐味だと思うのでそこだけが残念でした。
この本を読み終わった後、美化されたPBPを主人公も味わっているのだろうとありありと目に浮かぶのですが
その非常に美化されたPBPという醍醐味がブルベやPBPに参加したことない人たちに伝えきないのではというのが唯一残念なところです。
というかPBP経験者としては美化までやってほしい。むしろそこが読みたいというのが本音です笑
ただ、この本に書かれていない自分だけのエピローグを想像するのもPBP参加者にしかできない本書の楽しみなのかと思いました。