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雨の午後の降霊会



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【この小説が収録されている参考書籍】
雨の午後の降霊会 (創元推理文庫)

雨の午後の降霊会の評価: 3.75/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

よくできた幻想ミステリ

この小説が特徴的なのは、犯人側のマイラが本当の霊能力者である――少なくとも本人はそう信じきっている――ところでしょう。
その目的も金銭ではなく、名声を得ることによって、同じような力を持った本当の霊能力者たちと交流する機会を生み出したいという欲求なのです。
ミステリとホラーの境界線を行くタイプの話で、ラストもきれいにまとめつつ、うまい書き方によって、超自然的な何かが起こったと取ることも、すべて論理的に説明がつくと取ることもできるようになっていました。
雨の午後の降霊会 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:雨の午後の降霊会 (創元推理文庫)より
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No.3:
(5pt)

小品ながら端正な結構を持ったサスペンスの傑作(ネタに少し触れます)

売れない霊媒師の女が夫と狂言誘拐を企画し、実行に移すが・・・というお話。
冴えない霊媒が自分の知名度を上げるため企てた犯罪の結果、皮肉な事態に立ち至る・・・という展開の小説ですが、短いながらも誘拐を実行する夫の精神の圧迫や霊媒の女の他人の命より自分の都合を優先させる非人間性などで読ませる作品になっております。特にこの女霊媒師が誘拐の過程で夫が誤って被害者の子供を殺してしまうのに全く反省したり悔んだりしない所などはとても薄気悪く、著者が意図して創作したかは定かではないですが、市井の人間も堕落するとこういう不気味な人間に堕ちるという真理を読者に突き付けて怖ろしかったです。私も読みながらこういう風にはなりたくないと率直に感じました。
このマクシェーンという作家はこれだけ読んでみても相当な力量の作家とみましたが、何故か翻訳されているのはこれだけという不遇な作家。この小説にも続編があるというし、他にも主要登場人物が全員サイコさんのサスペンスとか面白そうなものが一杯埋もれているようなので更なる紹介が望まれます。
蛇足ですが、ブライアン・フォーブス監督で映画化されたものも傑作でした。
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No.2:
(3pt)

行楽のお供にどーぞ

英国流のブラックユーモアか。
 
読みながら思わず突っ込みたくなるところ満載の安易な犯罪計画。
案の定ほころびが来て……。なんだけど、主人公が「本物の」降霊術師というところがミソなのね。
 
気弱な喘息持ちの旦那さんがいい味だしてます。
 
61年の作品ということで古い感じは否めないけど、それをクラシックとして楽しめる方ならば大丈夫。
 
……え!?続編があるの!!
 
ま、それでも『最終7ページの衝撃!』はちょっと煽り過ぎでしょ創元さん。
想定範囲内。
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No.1:
(2pt)

霊媒への報い

能力持つ霊媒のマイラは世間の注目さえ浴びることができればー
そんな動機から夫と二人で 富豪の娘を誘拐し身代金を請求する身代金を得ることには成功したがマイラの野心と霊媒として「力」が彼女を破滅へ導く1960年代に発表された作品で映画化もされております
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