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コンバット・ゾーンの娘



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【この小説が収録されている参考書籍】
コンバット・ゾーンの娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

コンバット・ゾーンの娘の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

もっと翻訳してほしいシリーズです

赤毛の女私立探偵、カーロッタ・カーライルのシリーズ2作目。元警官、離婚経験ありと、女性私立探偵ものにはありがちなプロフィール、町で一番の歓楽街にして、どうしようもない者ばかりが集まるはきだめのような場所「コンバット・ゾーン」での家出した娘探しという単純な事件が、やがて家族の中に横たわる暗い闇を探り当てることになると、これもありがちな話しと展開です。が、それでもこのシリーズはおもしろい。カーロッタがとても魅力的に書けているから。依頼人が少なく探偵業だけでは食べていけず、タクシー運転手のアルバイトをしているというのも現実味があっていいし、そのタクシー会社の社長でちょっと気になる男性との関係もいい感じ。そして何より、女性私立探偵ものによくある、『女??』ということを強調しすぎていないことがいい。「女だって・・」だの「女だと思って・・」だのを何度も繰り返されると、かえって『女性』ということにコンプレックスを持っているのでは?と感じて、読む気がなくなってしまうのですが、カーロッタにはそれが無い。といって、周りの人(特に男性)に頼ってばかりいるというわけでもなく、時には警察に対抗してまで自分の仕事をやり通す。そんなスマートながらタフなカーロッタなのですが、このシリーズあまり訳されていないのが残念です。
コンバット・ゾーンの娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:コンバット・ゾーンの娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150788510

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