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ギデオン警視の一週間



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【この小説が収録されている参考書籍】
ギデオン警視の一週間 (1961年) (創元推理文庫)

ギデオン警視の一週間の評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

ありふれてはいるものの真実だ

J・J・マリックは超多作作家のジョン・クリーシーがもつ25のペンネームのうちの一つです。これはロンドン警視庁のギデオンを主人公とする警察小説を書く時に必ず使うペンネームになりました。

本書"Giddeon's Week"(1956年)は、ジョージ・ギデオンが警視庁に昇任し、犯罪捜査部の主任になったところから始まります。冒頭からロンドン警視庁の日常業務が細々と描かれていて、そのリアリティーがシリーズ全体の魅力でもあるようです。ちょっとした事実、暗黙の取り決めの積み重ねで警察活動ぜんたいができあがっているという印象は、犯罪捜査の場面に移るといっそう強まり、あるがままの警察の姿となってせまってきます。ギデオン警視に代表されるイギリスの上級警察官は、欠点はあっても良心的で時には峻厳であり、知的ではないが非常に鋭く、マスコミが騒ぎ立ててもつねに冷静で、どんな場合でも断固として真実にせまっていく人々だ、と確信させられました。
ギデオン警視の一週間 (1961年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ギデオン警視の一週間 (1961年) (創元推理文庫)より
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