月と手袋 (江戸川乱歩文庫)
発行日:1987年07月01日
出版社:春陽堂書店
ページ数:217P
あらすじ
シナリオ・ライター北村克彦は高利貸し股野重郎の妻あけみと通じ、股野を絞殺した。夜空には化けもののような巨大な赤い月がでていた。まるで凶事の前兆のように…。克彦とあけみは股野殺しを巧みなトリックでのがれようと図り、すべては順調にいったかと思われたが、その奸計のまえに立ちはだかったのは警視庁捜査一課の花田警部であった。そして、花田の背後にいた名探偵こそ、ご存じわれらの明智小五郎。江戸川乱歩が昭和30年に発表した数少ない戦後作品の佳作「月と手袋」をはじめ、その独自なる妖美の世界をくりひろげる傑作中編「地獄風景」などを収めた乱歩傑作集!