アレアレ!
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あらすじ
僕は、変わる。もう一度、妻に会いに行く。1,200kmの過酷な旅路を輝かせる、勇気と優しさの物語。還暦を過ぎ、突如ひとり身に。途方に暮れる男は、一念発起しフランスへ飛ぶ。8,000人が集う、伝説の自転車イベントに参加するためだ。完走すれば、平凡な自分も胸を張れるーー。家族の再生をかけた戦いが始まった!〈あらすじ〉「好きな人ができた」。その一言で、穏やかな日々はひっくり返った。妻に捨てられ呆然とする進は、自転車イベント〈ブルベ〉に出会う。勝ち負けは存在しない。目指すのは、制限時間内の完走だけ。ままならない現実から目を逸らし、無我夢中でペダルを漕ぎ続けるうち、進は決意する。「僕は、弱い自分を変えたい」世界中の自転車乗りが憧れる大イベント〈パリ・ブレスト・パリ〉で1,200kmを走り切り、これまでの自分と決別する。そして、妻に会いに行くーー。(「BOOK」データベースより)
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評判
アレアレ!の評価:
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アレアレ!の総合評価:
8.00/10点 レビュー 3件。
感想一覧
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Amazonレビュー
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2023年にPBPで走ったコースを思い出しながら楽しくページをめくっていたらあっという間に読了してしまいました。
PBPという4日間自転車に乗ってペダルを漕いでいるだけのイベントをどう小説にするのだろうと思っていましたが
主人公の葛藤、ペダルを漕ぎ続ける辛さが物語とシンクロしていて、ついつい感情移入しながら読んでしまいました。
フランスの雄大な洗濯板のような台地、辛いアップダウン、眠い中ついて行った丘の上まで続くランタンルージュ・・・
主人公が悪戦苦闘する様がまたフランスを走りたい、今は遠い非日常のPBPに舞い戻りたいという気持ちを呼び起こしてくれます。
なのでPBPに参加したことある人であれば過去のPBPを思い出しながらより楽しく読める本だと思います。
またブルベやPBPという自転車イベントを知らない人でもこんな世界があるのだというのを知ってもらう良い本だとも感じました。
ただ、この本で唯一残念だと思ったのが、時が過ぎPBPが思い出として美化されるところまで描いていないところです。
物語自体はこれ以上ないくらい綺麗に終わっているのですが、PBP参加者としては思い出が美化されるまでが醍醐味だと思うのでそこだけが残念でした。
この本を読み終わった後、美化されたPBPを主人公も味わっているのだろうとありありと目に浮かぶのですが
その非常に美化されたPBPという醍醐味がブルベやPBPに参加したことない人たちに伝えきないのではというのが唯一残念なところです。
というかPBP経験者としては美化までやってほしい。むしろそこが読みたいというのが本音です笑
ただ、この本に書かれていない自分だけのエピローグを想像するのもPBP参加者にしかできない本書の楽しみなのかと思いました。