アナンシ号の降下
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本書もニーブンの落穂拾い。数年前に古書店で購入したものですが、「ドリーム・パーク」に続いての挑戦です。1982年の出版なので「ドリーム・パーク」の翌年。「アヴァロンの闇」の5年前ですね。日本での翻訳出版は1986年。分量は「ドリーム・パーク」の大体半分。文字も少し大きめで読み易い。内容はカバーそのもの、スペースシャトルを小道具に使った気軽に読めるアクション小説です。 時代は「ドリーム・パーク」と同じく近未来、21世紀初頭ですが、舞台は打って変わって宇宙空間。月周回軌道上のステーションで作った新製品を地球に届けるミッションが物語です。 NASAからスピンオフした宇宙開発の先駆者(宇宙オタク)たちは自分たちのコロニー・ステーションを経済的に自立させようとしており、新規に開発した高張力ケーブルを高額で落札した日本の建設会社に送り届ける必要があります。しかし、入札に負けたブラジルの企業(ここでも敵はブラジルだ。)は、イスラムテロ組織とブラジル宇宙軍の内通者を使ってケーブルを奪取しようと企てます。 主人公たちがスペースシャトル〈アナンシ号〉とイオン推進エンジンを使ってケーブルを積んだポッドを地球周回軌道まで持ってきたところで敵の攻撃を受け、推進用のエンジンを破壊されてしまいます。そこに現れたのが、救助を騙って貨物を奪取しようとしているブラジル空軍の2機のスペース・シャトル。 動きがとれない主人公達は、宇宙海賊の餌食になるしかないのか? ちなみに“アナンシ”というのは、西アフリカの伝説で、天国からたらされた絹の糸を伝って天国に上った蜘蛛の名前だそうです。 本書は、近未来の宇宙活劇ですが、画期的なSFガジェット(小物)はほとんど登場しません。出版されてから35年ほどたった現在使われているようなものばかりです。メイン・アイデアの高張力ケーブルが、カーボンナノチューブではなく、鉄の単結晶繊維をエポキシ樹脂の被膜で覆ったものというあたりが時代かな?そう言えば“質量動輪”という訳語があったけれど“マス・ドライバー”のことかな? スペースシャトルの引退を除くと宇宙空間をめぐる状況は35年前とあまり変わっていません。そのため、35年後の今でも、ある程度リアルに近未来小説として読めます。 最近また、「ラグランジュ・ミッション」や「アルテミス」のような近未来の宇宙空間をリアリスティックに描いたSFが書かれていますが、その先駆的な作品といえるかもしれません。良く似た雰囲気を感じます。 進んだり止まったりする宇宙開発にイライラしながら、それを押し進めようとするヒトの想いは35年経っても変わらないですね。 本書は、早い時期に“テザー推進”を扱った小説として知られていますが、本書の描写だけではその原理がイマイチ納得できません。頭が悪いのかも? | ||||
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Like all Niven/Barnes novels, this one is confusing for the reader. If you can get past that, it's a good read. | ||||
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My son loves Larry Niven novels and he was excited to receive this book. He loves it. Would order again. | ||||
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In the tradition to similar works by Niven and Barnes (Dream Park Fro example) this is a great read and is well written. I would recommend this to anyone who likes science fiction of a "harder" nature written about realistic characters and set with a background of corporate plotting. | ||||
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