初水の夢: 棒手振り同心事件帖
- 事件帖 (68)
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棒振り同心、題名に惹かれました。棒振りがなぜ同心?興味津々で、読み始めました。なるほどなるほど一人悦に入っています。今後の展開が楽しみです。 | ||||
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潰れて人手に渡ってしまった両替商「大空屋」の若旦那「雀太郎」は、 しがない棒手振り稼業に身をやつし日々笊を売り歩く毎日。 住まいも大店が立ち並ぶ日本橋通町から深川北川町の裏長屋へ両親と引っ越したものの、 母を心労で亡くしてしまい今は囲碁好きの父親と二人暮らし。 ある日雀太郎は、彼の元許嫁で呉服商筑前屋の「お雅」が嫁ぐこととなった和泉屋に賊が入ったことを知る。 お雅を諦めきれない気持ちと、お雅の夫となる和泉屋の若旦那への嫉妬心も絡み、自ら賊の探索をすることとなる。 探索の途中で知り合った定町廻り同心「磯貝」の手下となり共に犯人を追ったことと、 磯貝の一人娘「薫」との出会いが、雀太郎の人生を大きく変えることとなる。 金に困窮し持参金目当てに大店から嫁取りをしたり、 御家人株を売る下級武士と、それを買うことにより倅を武士にする商人の例等は、おそらく多々あったと思います。 前者の場合は男は元々武士ですから物語の設定的にはさほど違和感は生じないと思いますが、 後者の場合は男が町人ですから「大富豪同心」の様に物語の内容をコミカルにしないと時代考証的に違和感が生じてしまいます。 しかしこの物語はそういった人間の醜い打算的な事情からではなく、 とても清々しく暖かい人々の想いの中から武家の娘と町人の男が結ばれる設定です。 作中町人の雀太郎が武家娘である薫を「薫さま」と呼ぶのは当然でしょうが、 武家娘である薫が「雀太郎さま」と「さま」付で呼ぶのは少し疑問を感じます。 しかし、薫が身分の上下に囚われず雀太郎を人として一人の男性として尊敬することが出来る女性であると考えれば違和感はありません。 気が強そうで根っからの八丁堀育ちの同心の娘である薫と、 金も地位もないが棒術の達人で精悍な雀太郎のこれからが楽しみな作品と言えそうです。 | ||||
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