死のように静かな冬
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黒人と白人のハーフの警察官の小説は ガラーノ以来2作目だ。 黒人と差別と理不尽さは 必ず付いて回るものだけれど、 この一冊は黒人である事よりも 警察官である事の問題点が 浮き彫りにされていた気がする。 ルイス自身がそれらの扱いを跳ね除けて 揺るがず立っている様子が とても力強いのかもしれない。 感情に溺れ過ぎず、 でもしっかり内面を表現しており 状況も克明に描かれていて とても気持ち良く問題なく読む事が出来た。 訳者も良かったのだと思う。 分厚い一冊なのだが 中身は濃くても問題が次ぎから次へと舞い込み ルイスの孤軍奮闘が矛盾無く進むためか 普通に感情移入しつつも客観的に読めた。 あちこちに散りばめられたヒントを元に 少しずつ謎解きをして行く様子がとても面白かった。 登場人物がみんな個性的で分かり易く 人物像をはっきり描く事が出来た。 凍てついた冬の湖畔の町が 目に浮かぶようだった。 深く息を吸うと胸が痛くなるような 冷えた空気と吹雪。 読んでいると身体中が冷えるような描写だ。 罠にはまった人々の 身動きするほどに罠に深くからまって行くような そんな感じが少しずつ見えて来て ルイスと一緒に謎解きしているような気がした。 話の進み方も分かりやすくて読み易かった。 久し振りに混乱も逃避も起こさず 最後まで面白く楽しく読めた。 日本では続編の翻訳出版されていなくて とても残念だ。 | ||||
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