引き裂かれた夜
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原著1980年刊、原題 La Bavure。1981年度 批評家大賞受賞作。 コアトムールのサスペンス小説は、角川文庫から3作が邦訳されています。「真夜中の汽笛」「引き裂かれた夜」「血塗られた夜」、と邦題に「夜」という共通ワードを入れて、この作家の特質を表しています。 訳者あとがきによれば、「コアトムールのミステリの特徴は大ざっぱにいえば、政治家の権力の乱用とそのための犠牲になる無実の人々をサスペンス・タッチで描いていることであろう」とあり、警察ですら信用できない世の中の腐敗に憤る一般市民の悲哀が毎度描写されます。 この作品の異色なところは、別れた妻と息子の殺害事件に地方有力者による陰謀をかぎつけ、確証を得たあと、直接的で強烈な殴り込みをかける終幕です。こういうラストはありそうでなかなかお目にかかったことがありません。凄惨なラストですが、救いを暗示させるエピローグによって、後味の良さを感じて本を閉じることができました。 | ||||
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