フォート・ポイントの殺人
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探し出した段ボールのなかから本書グロリア・ホワイト著『フォート・ポイントの殺人』(原題:MURDER ON THE RUN)を、二十数年ぶりに再読することにした。 本書が著者のデビュー作であり1992年アンソニー賞の新人賞にノミネートされたのだが、残念ながら受賞には至らなかった。 評者は、これだけのよく出来た作品がアンソニー賞を受賞しなかったのを不思議に感じながら本書を読み進んだのである。 サンフランシスコの金門橋南海岸にあるフォート・ポイントを、朝早くジョギング中のロニー・ヴェンタナは、男が首を絞められながら海に突き落とされるところを見てしまった。 この犯人が町の有力者であり探偵のピート・オーガストだったから警察に届けたが、殺人課のフィリー・ポスト警部補は真面目にとりあってくれない。 そこでこの事件を自分で解決しようとロニーが捜査をはじめることからこの物語は始まる。 訳者の犬飼みずほさんのあとがきから引用させてもらえば、この物語の主人公の女性私立探偵のロニー・ヴェンタナはじめ、登場人物たちが、血のかよった、体温ある人間として、ページのなかから躍りだしてくるような人物描写などは見事の一言であり、ストーリのプロット構成など処女作とは思えないような手腕を読み取ることができる作品となっている。 先に読んだジニ―・ハーツマークの処女作『クライアントの姪』と比べたら数段出来の良い作品であることは間違いないだろう。 著者の処女作の力量が本物かどうか知りたくなり、他の作品を入手しようと思いながら本書『フォート・ポイントの殺人』を、楽しみながら読み終えた。 | ||||
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