恋する探偵
- IQ探偵シリーズ (17)
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このシリーズの主な登場人物は小学生で、彼らは実に生き生きと描かれています。 読んでいると小学生時代を思い出して、とても親しみを感じます。 今巻のお話はタイトル通り恋バナなのですが、そこはこのシリーズ。 一筋縄ではいきません。 シリーズ作品の「飛ばない移動教室」の海パン男こと安山のウソや、 曲がったことが大嫌いで、イノシシみたいに突っ走りがちなルカの性分が激突し、 登場人物のほとんどが傷ついたりイヤな思いをしたり泣いたりします。 それまでの過程や様子にリアリティがありすぎたせいで、 登場人物だけでなく私自身も、読んでいて胃が痛くなりました。 でも、関係なさそうな事柄のぜんぶがラストで絶妙に収束し、 まるく収まったのはよかったです。 作者の筆力の高さに感心しつつ、最後まで一気に読んだ次第です。 このシリーズは何冊も楽しく読んでますが、 この巻は特に面白く感じました。 オススメです。 | ||||
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