出生地
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400頁を超える文庫本、ここ2週間の通勤の友だった訳だけど、時間を返せ!ってのが読み終えた今の率直な思いだ。どうも貧乏性で、読み始めた本はたいがい最後まで読んでしまうんだけど、今回ばかりは、この諦めの悪い性格に腹が立ったね。思えば、あのおならのシーンで素直にページを閉じてれば良かった。 いかにもアメリカ的な主題である「居場所」探しってテーマや、小説としての基本設定はOKだと思うんだけど、無駄の多すぎるストーリー運びとか、人物描写の不可解さ、ディティールのいいかげんさにはうんざりである。所轄の刑事課長判断で殺人容疑だってんでいきなり大臣にアポ取りするか?大臣が行きつけのクラブの顔見知りだからって、見ず知らずのヤクザに死体の後始末頼むか?こんなのがアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞だなんて!特に日本の風俗描写がひどい。著者は子供の頃、日本で過ごしたっていうけど、微妙な認識不足は全く知らないよりも始末が悪い。それとも、これは何らかの悪意なのだろうか?ご丁寧にもあとがきに「この小説が日本を正確に描写したものであるとは受け止めないでいただきたい。思い切った脚色を加えた箇所も多かった」なんて言い訳がある。じゃあ「1980年」なんて年まで特定するな!トルコがソープになったのは1984年のことだし、ワイルドブルーヨコハマなんて1992年のオープンだぜ。時系列無視の脚色の意図がよくわからない。微妙な差異が日本の80年代なのに、こんな小説が彼の地で受け入れられるなんて誤解をますます増幅させるだけだ。ごちゃまぜ、いいかげん、おおざっぱの意味が分かればまだしも、なんかこんな理解のされ方を目の当たりにすると、日本人であることがとても悲しく思える、そんな小説である。 | ||||
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本書は、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」・通称エドガー賞の’05年度最優秀新人賞受賞作である。また、アメリカ図書賞(ABA賞)など、メジャーな賞をいくつも受賞しているという。 ちなみに、訳者の池田真紀子はジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズ全作品の訳者である。私が本書を選んだのは、彼女が訳したディーヴァー作品のファンだからでもある。 1980年の東京を舞台に、あるアメリカ人女子大学院生、リサの失踪事件の謎を追うミステリーの形をとりながら、“人の居場所、あるいはアイデンティティー探し”をテーマとした物語になっている。 ストーリーは、3人の主な登場人物の視点から描かれた物語が交錯する構成になっている。 ひとり目は、在日アメリカ大使館に駐在する新任外交官、トム。白人と韓国人のハーフである。彼は公として「リサ捜索」の傍ら、プライベートでは女流写真家と不倫を重ねる。 ふたり目は、警視庁麻布警察署の窓際警部補、太田。彼も公として「リサ捜索」に奔走するが、プライベートでは14年前に別れて離日した妻が子連れで帰国していて、しかもその子が自分の子供ではないかと衝撃を受ける。またマンションのオーナーとも恋愛関係になる。 最後はリサである。彼女は日本人と黒人のハーフで、表向きは「博士論文のリサーチ」のためだが、実は“ある目的”を持って来日したのだ。 このリサが東京で謎めいた失踪を遂げたとき、3人の運命が交差する。彼女の失踪の真相は・・・。そして、3人がそれぞれ模索の末に見つけた“居場所”とは・・・。 私は、結末が少しあっけない感じを抱いたが、本書は、人生のどこかの時点で一度は立ち止まって考えざるを得ないような問題を提起する、意味深い作品だと思った。 | ||||
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映画やテレビから遅れてきた最後の韓流! 出生の秘密、風俗、政治、スパイ、恋愛、血族などテンコ盛りの小説。 詰め込みすぎの感もあり、肝心のミステリー部分が弱いし、アクションも皆無。 目黒のトンカツ屋、横浜の屋内プールなどぞっとするほどよく知ってるが、 あとがきにもある通り、故意なのか年代や名称を誤ってたりするのでつっこみ どころを探すのも楽しめるかも? 設定が1980年代だが太平洋戦争、朝鮮戦争の後に生まれたとすれば1970 年代のほうが無理がない気がする。 韓国の女優で映画化したらどうでか?次回作、期待。 | ||||
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