ストリート・ボーイズ
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当時確か雑誌の書評に載っていて、即購入しました。プロローグで怒り心頭に達しながら本編に入り、一気に読破しました。 ただ、この文庫の帯にある映画化決定というのを当時(平成16年発行)からずっと気にしていたのですが、今、調べても該当するような映画が見当たらないのです。どなたかご存知の方いらっしゃたらご教示ください。 | ||||
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都市機能の破壊を目的にナポリへ侵入するナチス戦車部隊を 地元の少年少女達が迎え撃つ戦場青春熱血冒険小説だ。 勇気と怯懦と友情と、もちろん胸のうずく恋愛模様も。 このフィクションの基になった 第二次大戦末期の民衆蜂起「ナポリの四日間」。 この史実をまったく不知であった。 同じ枢軸国のドイツとイタリアは、 大戦末期には、このような関係になっていたのか。 ふむふむと思いながら読み進める。 伊・独・米の多くの登場人物たちが入り交じる群像劇は、 もうわくわくするね。 いいぞいいぞと頁をめくる。 前半7割には100点満点中200点を進呈したい。 2004年の邦訳出版だが、 しかし、個人的には、この作品の評判を聞いたことがない。 こんなに面白いのに何故だ。 当時は評判にならなかったのだろうか。 そう思いつつ終盤へ。 物語は硝煙と爆風の嵐の中、血まみれ状態で疾走感をぐんぐん増す。 その猛烈なスピード故か数々のリアリティが振り落とされていく。 なるほど。 ここが好みの分かれ道かもしれない。 冒頭から7割はビッグコミック、 終盤は少年ジャンプ。 でも、実に面白かった。 刊行当時のコシマキには、ジョージ・クルーニー主演映画化とあったが どうなったのだろうか。 | ||||
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第二次世界大戦終盤、ナポリが破壊つくされ、更に破壊されようとした最中 300名の子供達によって、ナチの精鋭機甲部隊を撃退したなんて! ほんと、知らなかった。 感動したなぁ。素直に。 朝日新聞の紹介でみて、ふーんと思って買ってみたが。 いやぁ、これが史実に基づいた小説とは。 驚いたぁ。誰も教えてくれんかったよね、こんな事。 戦争は、恐ろしい。 人の運命も、恐ろしい。 その中で、果敢に、本当に勇敢に戦った子供達に、ただただ脱帽です。 すばらしい作品でした。 | ||||
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1943年、敗戦を感じ取りながらも、すでに一度占拠された街をさらに破壊するという虚無的な任務に赴くドイツ軍と、 家や家族、平和な日常というものを根こそぎ戦争で奪われたナポリの子どもたちの、 長い長い四日間の「戦争」を描いた小説です。 あとがきによると、史実としては子どもだけでなく、大人たちも立ち上がったとのことですが、 この小説では主人公はあくまでも子どもたち(と、その手助けをするほんの少数の大人)になっています。 そしてだからこそ、戦車部隊の到着する前の恐怖だとか、 戦闘中の子どもならではの戦い方だとか、 あくまでも凄惨な戦場を描いた作品でありながら、 どこか子どもの大活躍する児童書のような楽しみかたができてしまうのです。死んでいく子もいれば、生き残る子も、思わぬ大活躍をする子もいます。 そしてなにより、主人公たちにとっては敵側の、けれど完全に悪人と言うわけではないドイツ兵たち。 どちらにも魅力を感じてしまうからこそ、この戦争そのものに寂しさを覚えてしまいます。 舞台もほとんど廃墟と化した街なのですが、なぜかひどく魅力的。 余韻を残して終わるラストといい、思わずイタリアに行ってみたくなりました。 | ||||
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上記の帯に引かれて買ったのですが、その資格十分の小説だと思います。 この小説の題材の「ナポリの四日間」は実際にあった出来事でナチスに対するイタリア国民の反攻のきっかけになった事件です。 すごいなと思ったのは、一貫してナチスとナポリの少年達との悲しい戦争が描かれているのに、ふと訪れる幕間にはナポリの美しい情景が目に浮かぶかのように描かれているところです。そのような美しい情景が描かれているからこそ、そんなナポリが破壊されていく様を見せられると悲しさが増してしまいます。戦争の悲しさを再認識させられました。それだけの物語ではないのですがネタバレしてしまいそうなのでやめておきます。映画化が楽しみです。 | ||||
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