梅咲きぬ

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梅咲きぬの評価:

4.75/5点 レビュー 4件。 B ランク

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平均点4.75pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(5pt)

料亭「江戸屋」に生まれた女性「玉枝」の半生記である。何度も読み直してみたい面白さがある。

幼少の頃から、きちんと躾けられたことにより、いろいろな難関を越えたり、問題が起こっても冷静に対処して、人の及びもつかない思案をしたり、大人が見過ごすことをも、しっかりと見定める器量が備わっていく。また、ご近所さんや使用人からも信頼されて暖簾を守って、いい人間関係を築き、次第に立派に暖簾を背負える人物として育っていく。脇役で出てくる踊りのお師匠さんやその旦那も、いい人物で話を膨らませている。騙り(かたり=騙して難癖をつけて金品などを要求する悪いやつら)に遭っても、アイデアを出して見事に切り抜ける辺りは痛快でもある。何があってもうろたえず、堂々としていた女将(母)にも褒められるようになり、十五歳で若女将になり、代々受け継いできた・・三年に一度の富岡八幡宮の本祭の氏子総代を務めるまでになる。「赤ん坊が生まれるのは、上げ潮のころ、人が逝くのは下げ潮に乗って」という古い言い伝えや、自然薯を使う料理法「うなぎ豆腐」や、たくあんの桂剥きの様子など料理の薀蓄も描かれており、著者の拘りが垣間見られる。
梅咲きぬ Amazon書評・レビュー: 梅咲きぬより
4267017131
No.3
(5pt)

梅咲きぬの玉枝

この小説は江戸やと言う高級料亭の一人娘、玉枝の女将になるまでの物語です。小さいときから女将になるようにしつけられ、我慢したりひらめきを見せたりの毎日で読んでいて引き込まれました。2度目ですが何度でも読みたい本です。
梅咲きぬ Amazon書評・レビュー: 梅咲きぬより
4267017131
No.2
(5pt)

珠玉の作品

秀弥は、玉枝を跡取りとして鍛えるが、同時に人としての心がまえも教えていく。厳しさの中にも温かな愛情がある。幼い玉枝が、母の心をしっかりと受けとめながら育っていく姿はいじらしい。
お金では、決して買えないものがある。人の信頼、お店の信用。そして人を思う心。人と人とが支えあい、助け合って暮らしている何気ない日常。その当たり前の日常が、当たり前でなくなっている現在。それを思うと残念でならない。私たちがが忘れかけている大切なものを思い出させてくれる、珠玉の作品だった。
梅咲きぬ Amazon書評・レビュー: 梅咲きぬより
4267017131
No.1
(4pt)

梅咲きぬ 江戸屋の女将;秀弥

~連作とも思える深川 富岡八幡宮周りでの物語。すでに 江戸屋は旧作にも何度も登場し、そこの女将秀弥の存在は、一力ファンにはご存じのはず。この作品も、ほのぼの 江戸情緒を出しながら、4代目の秀弥の成長ぶりを、3代目から、さらに周りを取り巻く多くの登場人物が支えながら話が進んでいく。そして 一力お得意の騙りも出てくるというお話。少し新鮮~~みには乏しいかと思うが、やはり手にとって読んでいる内に、にんまりと出来る楽しい読み物だと思う。江戸の時代は、こんな様子だったのかなあ。~
梅咲きぬ Amazon書評・レビュー: 梅咲きぬより
4267017131