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十歳の囚人



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【この小説が収録されている参考書籍】
十歳の囚人 (角川文庫)

十歳の囚人の評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

裁判物って大抵無常観がありますね。

日本もですが、刑事司法は、仕方がありませんけれど、どれだけ頑張っても完全はありません。私があった裁判官や検察官、弁護士の先生方は本当に頑張っていらっしゃいましたが、総体としての刑事司法だと、やはり不信の目を向けられています。ただ、わざと、の場合には腹が立ちますね。怠慢、虚栄、安直、硬直。みんな許されません。

この話はそれを超えて、政治とギャングが絡むお話です。

内容は、10歳の耳の聞こえない男の子が、ギャングのお兄さんに憧れてついてまわっていたら、強盗殺人の身代わりにされてしまい、それを救済するために奔走する、というものです。人種問題、司法手続きの問題、法曹資格者の厳しい状況、政治問題、いろいろと絡んでいます。アメリカの法曹物の映画がお好きな方はいいかもしれませんが・・・ノンフィクションののほうが平静に読めます。かなりうんざり、きっついなあ、と思いました。

つまりは、それだけいい小説です。
十歳の囚人 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:十歳の囚人 (角川文庫)より
4042865011

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