この国。 (ミステリー・リーグ)
発行日:2010年06月10日
出版社:原書房
ページ数:296P
あらすじ
一党独裁の管理国家であるこの国では国家に対する反逆はなによりも罪が重く、人材育成をなにより重要視するこの国では小学校卒業時に児童の将来が決められ、非戦平和を掲げるこの国では士官学校はたんなる公務員養成所となり、経済の豊かなこの国では多くの女性が売春婦としておとずれ、文化を愛するこの国では「カワイイ」をテーマに博覧会が開かれる。そんな「この国」だからこそ起こる「事件」がある。著者について1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。97年に鮎川哲也編『本格推理 11』に短篇「暗い箱のなかで」を発表、2002年、『アイルランドの薔薇』で長篇デビュー。著書は他に『月の扉』、『BG、あるいは死せるカイニス』、『扉は閉ざされたまま』、『耳をふさいで夜を走る』、『リスの窒息』、『攪乱者』など多数。