悪魔の水槽密室―「金子みすゞ」殺人事件 (カドカワノベルズ)
発行日:1996年08月01日
出版社:角川書店
ページ数:278P
あらすじ
農業と花売りが本職の素人探偵・一尺屋遙の友人で小説家の八追純平は、山口県の仙崎を訪ねた。旅の目的は、大正末期から昭和初頭にかけての短期間に五百余編の作品を残し、西条八十に「若き童謡詩人の巨星」とまで言わしめながら、わずか二十六歳でみずから命を絶った、金子みすゞを取材すること。が、彼を待ち受けていたものは…。雷雨の山陰線車中から忽然と消えたみすゞの写真そっくりの女。深夜のホテルにひびく恐ろしい叫び声。顔を切り刻まれたストリッパーの死体。そして北長門のリゾートホテルでは、目張りされ水が溜められて水槽状態になった一室に、女教師の死体が浮かんだ。白い薔薇を胸に、満を持して登場した一尺屋が解く、恐怖の真相とは。