小説のように家を建てる
発行日:2025年10月22日
出版社:光文社
ページ数:220P
あらすじ
どこか遠くへ行きたかった。そうして、どういうわけだか、家を建てることになった。土地を購入して家を建てることは、自分を縫いつけるようなことだと思っていた。今の日本で家を建てることなどリスクでしかないと。住宅ローンにがんじがらめになり、どこへも行けなくなってしまうくらいなら、一生仮住まいでかまわない。死ぬまで無責任にちゃらんぽらんに自由に生きていたかった。だから今、こんなことになってしまって驚いている。あの夢見がちなぼんくらがいっぱしの大人になって……。家を建てるにあたってさまざまな本を読んだが、もう少し情緒的な、心の動きに寄り添ったエッセイのようなものを読んでみたかった。ならば、自分で書いてみよう。どのような経緯で家を建てることになり、どのような観点で選択を重ね、どのような家を建てたのか。物件を探しはじめ、新居の引き渡しにいたるまでの大冒険の記録を。