いくさの底
発行日:2017年08月08日
出版社:KADOKAWA
ページ数:208P
あらすじ
ある一人の将校の死が、パンドラの函をこじあける――戦争ミステリの到達点「そうです、賀川少尉を殺したのはわたしです」――ビルマ北部のある村に駐屯することになった日本人将校の突然の死。いったい誰が、なんのために殺したのか?皆目見当がつかず、兵士も住民も疑心暗鬼にかられるなか、のどかな村に人知れず渦巻く内紛や私怨が次第にあぶり出されていく。戦争という所業が引き起こす村の分断、軍隊という組織に絡め取られる心理。正体のあかされない殺人者の告白は、いつしか、思いもよらない地平にまで読者を連れ出す――驚天動地、戦争ミステリの金字塔。