死を招く女

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死を招く女

発行日:2017年06月01日

出版社:ぶんしん出版

ページ数:310P

あらすじ

法律事務所へ相談に来ていた老夫人が、ある日、ガス中毒で死亡します。検視の結果、事故死として扱われますが、その法律事務所で弁護士の助手を務めるジェーンと、彼女のボーイフレンドは死因に疑問を抱き、自分たちで調査を始めます。すると、事故死だと思われていた老夫人の死は、ガスを巧みに利用した殺人であることが判明します。『死を招く女』は、素人の男女が探偵役として活躍する物語です。夫婦が探偵役を務めるというのは、ミステリー小説において古くから用いられてきた手法ではありますが、アガサ・クリスティーのトミーとタペンス・ベレズフォードは例外として、多くはダシール・ハメットのニックとノラ・チャールズのように、妻はどちらかといえば夫のサポート役に過ぎず、犯罪捜査など、その物語の主要部分はもっぱら夫が担うというものでした。ダゴベルトとジェーンは、本作ではまだ夫婦ではありません。ダゴベルトは既婚者であり、現在、離婚調停中なのです。そんな危うい関係の二人ですが、ジェーンはダゴベルトのサポート役に甘んじることなく、物語はむしろジェーンの視点で描かれています。かなり大胆なたとえですが、名探偵シャーロック・ホームズの良き友人であり、物語の書き手でもあった、ジョン・H・ワトソンにジェーンをなぞらえることもできるのではないかと考えます。はたして、二人は殺人犯を突き止められるのでしょうか……。

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