胡蝶殺し
発行日:2014年06月20日
出版社:小学館
ページ数:270P
あらすじ
歌舞伎子役と親同士の確執を描くミステリー「美しい夢ならば、夢の中でも生きる価値がある」『サクリファイス』で大藪春彦賞、第5回本屋大賞2位を獲得した、近藤史恵氏が長年温めてきた、歌舞伎の子役を主人公にしたミステリー。市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。花田屋の中村竜胆の急逝に伴い、その息子、秋司の後見人になる。同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演「重の井子別れ」で、三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫(しらべひめ)役を俊介にやらせることにする。しかし、初日前日に秋司のおたふく風邪が発覚。急遽、三吉は俊介にやらせる。そこから、秋司とその母親由香利との関係がこじれていく。さらに、秋司を突然の難聴が襲う。ふたりの夢である「春鏡鏡獅子」の「胡蝶」を、ふたりは舞うことが出来るのか…?【編集担当からのおすすめ情報】とにかく読んでみてください。歌舞伎に詳しい方も、そうでない方も、たっぷり楽しめます。近藤史恵氏の淡々としながら緊張感のある描写に、あっという間にひきこまれると思います。