あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベア



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    初公開日(参考)2022年07月
    分類

    長編小説

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    あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベア

    2022年07月15日 あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベア

    怪しすぎる男はあたしのおじさんで探偵!? 「おまえら、困ったことがあるんだろ? 相談にのってやってもいいぜ」 みずきは小学五年生。ある日、公園で親友・あんなの相談にのっていたところ、怪しげな男に出会う。夏なのにコートを着た金髪ロングヘアの男は、みずきの亡くなった父の兄で探偵だと言う。あんなは、ピアノ教室で起こったテディベアどろぼうの濡れ衣を着せられていた。話をこっそり聞いていた男は、自分が解決してやろうと言い出して・・・(「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (5pt)

    小学生と対等な「おっさん」

    あっという間に読み終わった。小学生のみずきにあきれられる、謎のおっさん、ひぐっちゃんがかわいい。
    あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベアAmazon書評・レビュー:あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベアより
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    No.1:
    (5pt)

    麗しのはみ出しオジサン

    幼いころから頭の中であれこれ妄想をしてはモノを書かずにいられなかった女子ならば、たぶん一度は書いてみたことがあるはずだ。「理想のオジサン」を。
     外見は、このましい。美しいといってもいい。だが、当人はそれをハナにかけたりしていない。身体的能力はきわめて高い。が、たたずまいはふつうではない。なぜなら、彼は世間からはみ出した存在で、「おとうさん」や「学校の先生」のような、背広で通勤したりするひとではないからだ。彼は自由で、平日の午前中にそこらをぷらぷらすることができる身分である。学者であるか、芸術家であるか、さもなきゃ探偵だったりする。
     私の場合そのようなポジションのキャラの年齢はかならず「32歳」だった。二十代ではひよっこすぎ、四十越えちゃったらもう年寄りだと思っていたから(いまにしてみると、それはいかにも、なにもわかってない子どもだからの想定だったわけだが)。
     ちゃんとおとなだけれど、でも、常識や体制にまるめこまれてない、支配してこない、断定してこない、話がわかる、対等になれる、こっち側のことをわかろうとしてくれる。そんなオジサン。ていうか、「少年のようなこころの持ち主」だから、むしろ時々幼い。子どもであるこっちが心配になっちゃうぐらい、楽観的だったり、トンチキだったり、珍妙だったりする。けれど、ぜったいに邪悪ではない。悪ぶっても潔癖。
     そんな架空の理想のオジサンたちを――ノートに鉛筆で走り書きしてみた顔、わずか数ページ分数エピソードしかない口調や行動――ああ、久しぶりにおもいだした。
     そして、当時の自分のことも、ぼんやりとなんとなくだが。
     だから、『あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベア』を読みながら、なんども「うわあ」「どへえ」と叫ばずにいられなかった。小学五年生のみずきに見える世界、受け止め感じられることがらは、ものすごく生々しかった。記憶のように、デジャブのように、あまりにすっかり「自分ごと」すぎて、ときどき、恥ずかしいほどだった。
     だから、ものすごくドキドキしたし、ハラハラしたし、どうかなんとかうまいことやってくれと祈るような気持ちだった。途中で出てくる「シンギング・ヒニー」いうところが、ほんとうに素晴らしく、あまりに素敵で、うっとりした。ほんとうに涙が出るぐらい嬉しかった。主人公になってその場にいたかった。その体験をしたかった。
     ネタバレになるから具体的には言わないけれど、だいじょうぶ、最後はほっとします。
     
     櫻井とりおさんは、『虹いろ図書館のへびおとこ』で、第一回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞なさった。長く図書館におつとめで、たくさんの絵本や児童書にかかわってこられ、図書館に来るこどもたちのための季節のイベントなどを担当してこられたらしい。たぶん、ふつうにおとなとして有能なひとになることより(あるいはそれと同等ぐらいに)、こどもの気持ちをわかることのほうに傾注して生きてこられたのではないか。だから、ほんとうにきちんとした職業についていた公務員さんなのに、だったはずなのだが、なかみは、ふつうのおとなからはちょびっとはみだしているかもしれない。学者か、芸術家か、探偵か、図書館員さんみたいに。ひぐっちゃんみたいに。
     ひぐっちゃんに、これっきりじゃなく、また会いたいな。続編希望です。
    あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベアAmazon書評・レビュー:あたしとひぐっちゃんの探偵日記 消えたテディベアより
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