江戸落語奇譚 寄席と死神



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初公開日(参考)2021年04月
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長編小説

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江戸落語奇譚 寄席と死神 (角川文庫)

2021年04月23日 江戸落語奇譚 寄席と死神 (角川文庫)

大学2年生の桜木月彦は、帰宅途中の四ツ谷駅で倒れてしまう。助けてくれたのは着物姿の文筆家・青野で、「お医者にかかっても無理ならご連絡ください」と名刺を渡される。半信半疑で訪ねた月彦に、青野は悩まされている寝不足の原因は江戸落語の怪異の仕業だ、と告げる。そしてその研究をしているという彼から、怪異の原因は月彦の家族にあると聞かされ……。美形文筆家と、なりゆきでその助手になった大学生の謎解き奇譚! 第6回角川文庫キャラクター小説大賞<優秀賞>受賞作。 イラスト/硝音あや(「BOOK」データベースより)




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江戸落語奇譚 寄席と死神の総合評価:8.80/10点レビュー 5件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.5:
(4pt)

仕事や勉強疲れをリフレッシュする

普段読むといえば、仕事関連の技術書や法律の本ばかりなので、たまには毛色の変わったものを、と物色していて目についたのがこの本。落語好きにはちょうどいい?くらいの動機だったのだが…。
序の2頁目ですでに「お!なんやなんや?」と、作品に引きずりこまれた。もうそこからは一気に読んだ。
表紙デザインの印象から、50過ぎのおっさんが読むにはどうか?との杞憂も瞬時に払しょくされた。
疲れた頭をリフレッシュさせる1冊だ。忙しい諸兄にこそ読んでもらいたい。ちなみに古典落語という教養がつく!という特典もある。
江戸落語奇譚 寄席と死神 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:江戸落語奇譚 寄席と死神 (角川文庫)より
4041112389
No.4:
(4pt)

落語と怪異という組み合わせが新鮮

落語に登場する怪異が、人間に憑依するという設定に新鮮味を感じた。落語の人気演目である「芝浜」「皿屋敷」「死神」「お札はがし(牡丹灯籠)」を題材に、短編を書くという発想が面白い。幽霊噺が実は人情噺だった、というオチも面白い。
 ただ、どうして花札なのか、という疑問に対する答えがないように思う。青野短で青短、語り手の桜木月彦が花見と月見。花札を知っている人にはわかるけれども、そうでない人には何のことやらわからないだろう。幽霊と花札勝負をする青野短も、なぜがつきまとう。それでも、斬新な設定には好感が持てる。続編がそのうち届くので楽しみである。
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4041112389
No.3:
(4pt)

落語を知らなくても楽しめた。

急に口調がべらんめい調に変わる短さんが楽しくて好きです。この方、まだ色々と引き出しを隠し持っておられるような、余韻を感じます。
何より、怪異(おばけ)と同じ目線で対等に語り合っているのがいい。落語という虚構から生まれた実体のないものとしてではなく、「失礼にあたらないように」ちゃんとお化けの人格(?)を尊重している。

昔千駄木に住んでいて、根津神社とか、谷中の霊園だとか、懐かしい場所がたくさん出てきてその意味でもうれしかった(それぞれにつつじと桜が奇麗です)。
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4041112389
No.2:
(5pt)

落語を落語と思わせないテンポの良いクオリティ

初めて連れてかれた寄席。あまりにも退屈すぎて寝た覚えがあり、落語には良いイメージがなかった。それを踏まえた上で、覚悟して読んでみると堅苦しいものは一切ない。むしろ、落語を上手く活用している、と思う。青年2人のやり取りもスムーズで、ものがたりの軸になる落語も分かりやすく説明しているがサラリと読めてしまうあたりが作者の実力ではないだろうか。家庭問題を取り扱うが、重すぎない。かと言って軽視してる訳でもない。どれをとっても新人だとは思えないクオリティだった。
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No.1:
(5pt)

短さ〜ん ピコさ〜ん

いやあ面白かったです。主人公のピコさんや短さんのキャラがとっても魅力的で、グイグイ引き込まれました。
奇譚というからおどろおどろしいのかと思って緊張して読み始めましたが、怪異との対決はありがちな切った張ったではなく、スピリチュアルの超能力戦でもなく、言葉による説得で落とすというのだからすごいです。さすが「落語」だけあります。
短さんの「怪異には失礼のないように」というセリフも、一つの問になっていると思います。いったい何か「失礼」なのか、あるいは一見失礼な行いのようにみえるが、それはむしろ相手に対する最高敬意かもしれない、とか。随所になかなか深いものがあります。またその深さを感じさせない愛ある文体もとてもいいです。
ピコさんの人見知りやこじれた家族関係が短さんと行動を共にする中で、開き解れて行くところもよかったです。
読み終わってふっと気付くとわたしの心も解れていました。
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