死人の街
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Amzonへ注文してある本が届くまでと思い在庫のなかからランダムで選んだのが、ロバート・キャンベル著『死人の街』でした。 奥付を見ると1990年5月であるから、評者が読んでから26年も時が過ぎていることになる。 物語は、一匹狼の探偵ホイスラーは,ジェントリー(コーヒー・バー)の常連である。 ある日場違いとも思える魅力的な女がジェントリーに現れ、ホイスラーに彼女のボデーガードを依頼してきた。 その彼女ネル・トウェルヴェトリーズは、夫である人気者のコメディアンのロジャー・トウェルヴェトリーズと離婚をするため別居するから身を守りたいとホイスラーに頼み込むのだが、「離婚の相談なら弁護士の仕事だ」とホイスラーは依頼された当初は気乗りしない。 執拗に頼み込むネルと話しているうちに、なぜボデーガードが必要なのかを確かめたくなり、三日間だけの約束でその仕事を請け負うことにした。 なんとなく胡散臭い仕事だと思いながらもその仕事を請け負うことにしたのは、ネルがホイスラーにとって何とも言えない魅力的な女と感じたからである。 探偵小説の優劣は、事件の起きる背景やプロット構成などで著者の力量が露呈されてしまう。 一言で本書を評価すると、著者独自の世界(オリジナリティ)を感じさせないありきたりな作品に仕上がっているようである。 主人公のホイスラーが、役者になりたいという夢をかなえようと、ロサンゼルスにやってきた人物と思わせるような心理描写には深みがない。 謎の探偵コナー・スピネランも、刑事のダニエル・コルテスも類型的な人物として捉えているのも、本書を読み進む興趣を削いでしまう一因であろう。 LAという街の情景描写も、かってなにかで読んだ記憶のあるようなものばかりであった。 フィクションの探偵小説の登場人物にも、過去があり、未来がある、というリァリティを読者に与えるのが作家の技量なのである。 評者は、ハリウッド制作のB級探偵映画を観ているような気持ちで本書『死人(しびと)の街』を、なんとか我慢して読了したのです。 暇つぶしにはなったから星3ケ進呈しておきました。 | ||||
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