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No.1
青の炎
貴志祐介
倒叙モノ2作目、貴志先生3作目
そして一気に読ませてしまう筆力だと私は思っています。
本作で貴志先生の作品を読むのは3作目。
1.ダークゾーン、2.クリムゾンの迷宮、3.本作でした。
1,2は設定的にもかなりぶっ飛んでいて、
完全なるデスゲーム小説でした(その2作を
読んでいない人がいると思いますので詳細は省きますが)
どちらも設定が面白く、ぐいぐい物語に引き込まれて行きます。
本作は前述の2作とは違い、リアリティのある現実が舞台となっています。
そして、それは必ずしも誰もが訪れるリアリティでは
ありせん。
物語の構成や、設定的には前述のクリムゾンの迷宮のほうが
面白かったと私は思っています。
しかし、私のレビューでは前者が8点なのに対し、
今作が9点となっております。
それについては作品を読んでいただければわかると思います。
これは私の持論、好みになってしまいますが
最後まで飽きさせない、どうしても続きを読みたくなり、途中で本を置けなくさせる物語の書き方、
最後に途中で散りばめられた伏線を回収する華麗さ、
オチの綺麗さ(どんでん返しも含む)
この3つが重要で、私は後の2つがとても好きなのです。
しかし、本作には後者2つはあまりみることができないと思います。が、その何倍もそこに至るまでの"本の置けなさ"が優れているのです。
読み始めればわかります。すぐに引き込まれ、最後まで読んでしまうでしょう。
▼以下、ネタバレ感想