損料屋喜八郎始末控え

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評判

損料屋喜八郎始末控えの評価:

4.14/5点 レビュー 21件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21〜40 2/3ページ
No.22
(5pt)

デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。

デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。
難易度は上がるものの、江戸の息吹を伝える用語を
地の文にそのまま使用、まず文章が高い品位を保っている。

そして文章にある程度硬度を保ちながらも
うねりをもってスピーディーに展開する構成が
読者を掴んで離さない。時代物にありがちな
札差=金持ち=悪者という単純な図式を廃した
多面的な人物設定も物語に深みを与えている。

ラストに向け、各々の短編には一幅の絵になる場面が用意されており
それらはカラフルに、浮世絵のように、人の心を打つ。
無味乾燥な時代考証をしっかりやりつつ
ここまでのエンターテイメント性は
そうそう出せるものではない。傑作である。
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.21
(5pt)

デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。

デビュー作とは思えない質の高さを持つ傑作。
難易度は上がるものの、江戸の息吹を伝える用語を
地の文にそのまま使用、まず文章が高い品位を保っている。

そして文章にある程度硬度を保ちながらも
うねりをもってスピーディーに展開する構成が
読者を掴んで離さない。時代物にありがちな
札差=金持ち=悪者という単純な図式を廃した
多面的な人物設定も物語に深みを与えている。

ラストに向け、各々の短編には一幅の絵になる場面が用意されており
それらはカラフルに、浮世絵のように、人の心を打つ。
無味乾燥な時代考証をしっかりやりつつ
ここまでのエンターテイメント性は
そうそう出せるものではない。傑作である。
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.20
(5pt)

「すばらしい」のひと言・・・

時代小説を読みたいと思い,何気なくこの「損料屋喜八郎始末控え」を購入しました。はじめは,難しい内容かなと思っていましたが,中盤以降は物語にのめり込んでしまいました。時代小説に興味のある人ならぜひおすすめする一冊です。

 ちなみに,続編として「赤絵の桜」という文庫本が出ています。私はすでに購入済みですが,この「損料屋喜八郎始末控え」を読んで物語にのめり込んだ方は続編の購入をおすすめします。
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.19
(5pt)

「すばらしい」のひと言・・・

時代小説を読みたいと思い,何気なくこの「損料屋喜八郎始末控え」を購入しました。はじめは,難しい内容かなと思っていましたが,中盤以降は物語にのめり込んでしまいました。時代小説に興味のある人ならぜひおすすめする一冊です。

 ちなみに,続編として「赤絵の桜」という文庫本が出ています。私はすでに購入済みですが,この「損料屋喜八郎始末控え」を読んで物語にのめり込んだ方は続編の購入をおすすめします。
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.18
(5pt)

もう1冊買っておきたい

あかね雲が賞を取った、ということは知ってました。が、この本、この作家のデビュー作とも知らずに読みました。面白い。鰯で祝言には泣かされた。お風呂で、ベッドでとところかまわず読んだので、ページがふやけてしまいました。周五郎で育った自分にとって、新しく、面白い時代小説の登場はこの上もない楽しみをくれる。
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.17
(5pt)

もう1冊買っておきたい

あかね雲が賞を取った、ということは知ってました。が、この本、この作家のデビュー作とも知らずに読みました。面白い。鰯で祝言には泣かされた。お風呂で、ベッドでとところかまわず読んだので、ページがふやけてしまいました。周五郎で育った自分にとって、新しく、面白い時代小説の登場はこの上もない楽しみをくれる。
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.16
(4pt)

かっこ良すぎだなぁ

まず、損料屋という商いが、なるほど江戸の庶民の暮らしを伺わせます。所々に、ファンにはおなじみの料亭「江戸屋」&女将の秀弥さんも登場して楽しいですよ。
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.15
(4pt)

かっこ良すぎだなぁ

まず、損料屋という商いが、なるほど江戸の庶民の暮らしを伺わせます。所々に、ファンにはおなじみの料亭「江戸屋」&女将の秀弥さんも登場して楽しいですよ。
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.14
(4pt)

変奏曲?されど傑出した筆力。

すごいデビュー作です。作者はエンターテイメントを熟知、舞台設定、人物設定・描写もストーリー展開も隙無く丁寧に描き込んでいて、どんどんずぶずぶ山本一力の世界に引き込んでいきます。
 ただ、この小説は短編として雑誌へ掲載したものに書き下ろしを加えたもので、実績の無い作者が公約数的な受けを狙ったのか、どこかで聴いたことのある歌、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎ら人情時代小説の巨人達の変奏曲にも思えてしまいますが、その後の直木賞受賞の「あかね雲」では作者独自の新境地を開いていて、傑出していた力を感じました。
 
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.13
(4pt)

変奏曲?されど傑出した筆力。

すごいデビュー作です。作者はエンターテイメントを熟知、舞台設定、人物設定・描写もストーリー展開も隙無く丁寧に描き込んでいて、どんどんずぶずぶ山本一力の世界に引き込んでいきます。
 ただ、この小説は短編として雑誌へ掲載したものに書き下ろしを加えたもので、実績の無い作者が公約数的な受けを狙ったのか、どこかで聴いたことのある歌、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎ら人情時代小説の巨人達の変奏曲にも思えてしまいますが、その後の直木賞受賞の「あかね雲」では作者独自の新境地を開いていて、傑出していた力を感じました。
 
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.12
(5pt)

惚れました

とにかく喜八郎はかっこいい!こんな男性が現代にいてくれたら・・・
話のテンポや展開が面白くて夢中になって読みました。喜八郎の周囲の人たちも味があり、人情味豊なストーリー。
読む価値絶対あります!
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.11
(5pt)

惚れました

とにかく喜八郎はかっこいい!こんな男性が現代にいてくれたら・・・
話のテンポや展開が面白くて夢中になって読みました。喜八郎の周囲の人たちも味があり、人情味豊なストーリー。
読む価値絶対あります!
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.10
(4pt)

江戸のバブル崩壊を描いた異色の快作

山本一力というと、「あかね空」での直木賞受賞に深川から東京會舘まで一家総出のママチャリ出かけつけた人だが(これはズームインで見てたけどかっこよかったですね)そういった人情下町路線の作家という先入観があったけれども、このデビュー作は実におもろい。自身経営していたビデオ制作会社をつぶしているそうだが、この田沼バブルが寛政の改革ではじけ、金詰まり貸し渋りにあえぐ状況下の経済話は江戸ものというより、高杉良あたりの経済小説を読むようなコーフンを覚えるのである。さらにいいところはそこは時代物。主人公に一暴れさせたり、お奉行様がこう、というだけでさっくり解決。現代物経済小説がどこか割り切れない苦々しさを残すのに対して、すっきり溜飲を下げることができる。(もっとも、これがよかったのかどうか、と与力の秋山に反省させるなど、脳天気には終わっていない。結局はバブル期を通過した我々にくっきりと陰を落とさせる仕組みになっているのだ。)
難点は短編連作4本のうち後の2本が書き下ろしのためか、当初の設定がやや無力化している点か。そもそも、先代政八が息子の後始末だけに喜八郎に残した仕組み、というだけではここまで話を引っ張れまい...グジグジまぁ、いいや。とにかく傑作!
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.9
(4pt)

江戸のバブル崩壊を描いた異色の快作

山本一力というと、「あかね空」での直木賞受賞に深川から東京會舘まで一家総出のママチャリ出かけつけた人だが(これはズームインで見てたけどかっこよかったですね)そういった人情下町路線の作家という先入観があったけれども、このデビュー作は実におもろい。自身経営していたビデオ制作会社をつぶしているそうだが、この田沼バブルが寛政の改革ではじけ、金詰まり貸し渋りにあえぐ状況下の経済話は江戸ものというより、高杉良あたりの経済小説を読むようなコーフンを覚えるのである。さらにいいところはそこは時代物。主人公に一暴れさせたり、お奉行様がこう、というだけでさっくり解決。現代物経済小説がどこか割り切れない苦々しさを残すのに対して、すっきり溜飲を下げることができる。(もっとも、これがよかったのかどうか、と与力の秋山に反省させるなど、脳天気には終わっていない。結局はバブル期を通過した我々にくっきりと陰を落とさせる仕組みになっているのだ。)
難点は短編連作4本のうち後の2本が書き下ろしのためか、当初の設定がやや無力化している点か。そもそも、先代政八が息子の後始末だけに喜八郎に残した仕組み、というだけではここまで話を引っ張れまい...グジグジまぁ、いいや。とにかく傑作!
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.8
(4pt)

とてもシンプルな内容で、読みやすい時代小説です

時代小説の主人公は、思慮深く、情を理解するのが定番。 本書の主人公である喜八郎もそんな人物です。その上度胸もあるうえ、女性の気持ちもわかる(と受け取りました)主人公が札差やごろつきと渡り合うのは、とても痛快です。
 食べ物や江戸の習慣を仔細に触れることのない、著者の作品はとてもシンプルに人情を楽しめる時代小説だと思います。
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.7
(4pt)

とてもシンプルな内容で、読みやすい時代小説です

時代小説の主人公は、思慮深く、情を理解するのが定番。 本書の主人公である喜八郎もそんな人物です。その上度胸もあるうえ、女性の気持ちもわかる(と受け取りました)主人公が札差やごろつきと渡り合うのは、とても痛快です。
 食べ物や江戸の習慣を仔細に触れることのない、著者の作品はとてもシンプルに人情を楽しめる時代小説だと思います。
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.6
(5pt)

第二の池波正太郎か?

直木賞など興味はなく、変わった作家(知らなかった)の変わったタイトルの文庫本を出先の広島で何気なく手に取った。札差相手のやりとりや、文章の丁寧だが簡潔な書き方に惹かれすぐ購入した。喫茶店と広島空港、帰りの飛行機の中でぐんぐん引き込まれて読んだ。こんなスピードで読んだらもったいないと思うのだが止まらない。時代設定も池波氏に近く特に深川に思い込みがあるのか、極めて緻密な設定である。特に「いわし祝言」は泣けてきた。非常に期待できる作家だと思う。作家にこだわるタイプだが、他の方のレビュを見ていると「あかね曇」は迷ってしまうが・・・。この文庫本は今時珍しいくらい超お勧めである。
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.5
(5pt)

第二の池波正太郎か?

直木賞など興味はなく、変わった作家(知らなかった)の変わったタイトルの文庫本を出先の広島で何気なく手に取った。札差相手のやりとりや、文章の丁寧だが簡潔な書き方に惹かれすぐ購入した。喫茶店と広島空港、帰りの飛行機の中でぐんぐん引き込まれて読んだ。こんなスピードで読んだらもったいないと思うのだが止まらない。時代設定も池波氏に近く特に深川に思い込みがあるのか、極めて緻密な設定である。特に「いわし祝言」は泣けてきた。非常に期待できる作家だと思う。作家にこだわるタイプだが、他の方のレビュを見ていると「あかね曇」は迷ってしまうが・・・。この文庫本は今時珍しいくらい超お勧めである。
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011
No.4
(5pt)

渋い男の渋い活躍

主人公は元奉行所勤めの侍、それも剣の立つ男。
 でありながら、上司の不始末をかぶって町人にくだり、損料屋を営んでいる。損料屋は鍋釜や炬燵を貸して小銭を稼ぐような職だが、それはあくまで表の顔。その裏の顔は―
 主人公は大江戸のマネーゲームとも言える札差の間の事件を解決していくが、彼はあくまで知恵、鋭い先読みで全てを解決していく。本当は剣も相当に遣う男が、あえてそれをしない。剣を振るって悪人をばったばったと切り伏せるカタルシスは無いが、それ以上に男の渋さ、鋭さが光る、燻し銀の解決譚。オススメです。
損料屋喜八郎始末控え Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控えより
4163192700
No.3
(5pt)

渋い男の渋い活躍

主人公は元奉行所勤めの侍、それも剣の立つ男。
 でありながら、上司の不始末をかぶって町人にくだり、損料屋を営んでいる。損料屋は鍋釜や炬燵を貸して小銭を稼ぐような職だが、それはあくまで表の顔。その裏の顔は―
 主人公は大江戸のマネーゲームとも言える札差の間の事件を解決していくが、彼はあくまで知恵、鋭い先読みで全てを解決していく。本当は剣も相当に遣う男が、あえてそれをしない。剣を振るって悪人をばったばったと切り伏せるカタルシスは無いが、それ以上に男の渋さ、鋭さが光る、燻し銀の解決譚。オススメです。
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1) Amazon書評・レビュー: 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫 や 29-1)より
4167670011