記憶の果て (講談社ノベルス)
発行日:1998年01月31日
出版社:講談社
ページ数:472P
あらすじ
浦賀和宏と云う若い作家は、作法を創るべく模索している。その仕事は、新しい小説を求める者に、多くの示唆を与えてくれる筈である。紡がれたテキストは、ミステリだとかSFだとかいう既存の枠組みに与することを嫌っているかのようである。それでいて、多くのジャンルの新たな可能性を悉く内包してもいる。均等な距離感に基づく世界観を以て築かれた物語は、読む者の偏差を明確に自覚させてくれるだろう。本書は、先行作品に対する敬意ある挑発である。第5回メフィスト賞受賞作。