雨だれの標本 紅雲町珈琲屋こよみ
発行日:2023年10月06日
出版社:文藝春秋
ページ数:232P
あらすじ
お草が営む珈琲豆と和食器の店・小蔵屋が、高名な映画監督の新作の撮影候補地になった。店員の久実や常連客たちは色めき立つが、お草は店の通常営業ができなくなると、乗り気になれない。だが監督と面会すると、その件とは別に、お草は別のお願いをされる。彼に大きな影響を与えた古い映像作品を作った、ある無名の男を捜してほしいというのだ。わずかな情報とおぼろな記憶を頼りに、お草は男の姿を追うがーー。彼はいったい誰なのか?第一章 雨だれの標本第二章 別のお願い第三章 狐雨は嵐の晩に第四章 消えた場所まで第五章 たずね人の午後