神に愛されていた
発行日:2023年10月26日
出版社:実業之日本社
ページ数:288P
あらすじ
女にだけわかる、狂気。過剰な嫉妬は、やがて強大な殺意へ…。若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った――。やがて三十年の時が経ち、冴理のもとに、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。「私には書く権利がないの」そう断る冴理に、「それは三十年前——白川天音先生が亡くなったことに関係があるのでしょうか」編集者は問う。「あなたは、誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことってあるかしら」――そして、この時を待っていたというように、冴理は語り始める。高校文芸部の後輩、白川天音が「天才小説家」として目の前に現れてから、全ての運命の歯車が狂ってしまった過去と、その真実を……。希望と絶望、 羨望と嫉妬……これは、ふたりの女性作家が、才能を強く信じて生きた物語。