ベルリンは晴れているか (単行本)
発行日:2018年09月25日
出版社:筑摩書房
ページ数:480P
あらすじ
戦争が終わった。瓦礫の街で彼女の目に映る空は何色かヒトラー亡き後、焦土と化したベルリンでひとりの男が死んだ孤独な少女の旅路の果てに明かされる真実とは1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。