コーリング 闇からの声 (宝島社文庫 C や 1-3)
発行日:2009年04月04日
出版社:宝島社
ページ数:318P
あらすじ
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家による文庫化最新作!零と純は、腐乱した死体の片付けなどを行なう特殊清掃屋。ある日、浴槽内で死んでいた女の部屋を清掃するが、あまりにも不審な彼女の死に疑問を抱いた彼らは、女の死の謎に迫っていく。溶けた死体と一緒に、浴槽内で発見された1台の携帯電話。彼女が最後に呼びかけたのはいったい誰?※この作品は2007年3月に単行本として刊行されたものです。出版社からのコメント『特殊清掃』とは、死体の痕跡をきれいに消し去る仕事。特殊清掃員の零と純也がその日請け負ったのは、浴槽の中で溶けた死体を除去するという仕事。死んでいたのは津島恵美。彼女は浴槽の中で死に、溶けてしまった。底に落ちていた携帯電話。恵美は死ぬ前に、誰と何を話そうとしていたのか。恵美の死を悼む純也は、強い精神感応を起こす。夢の中で囁かれる意味不明の言葉。恵美が感じていた孤独と恐怖に、純也も苦しめられる。SNS内で、「津島恵美」の名前を発見した純也は、彼女の闇を解き明かしてゆく。恵美には二つの顔があった。どんな男を愛していたのか、どんな孤独を抱えていたのか、そして、なぜ狂気に捉われていったのか。自殺か事故か殺人か。闇の中で、津島恵美が囁き続けている。なぜわたしは死ななければならなかったのか。そこには、単なる都会の孤独死ではすまされない、大きな謎が隠されていた。--このテキストは、単行本版に関連付けられています。