白鳥泥棒 下
発行日:2012年12月07日
出版社:NHK出版
ページ数:408P
あらすじ
「きみには、こんな愛のかたちは理解できないだろう」妻子を捨ててまで、自分の心のままに絵を描き続けるロバート。彼の持つ恋文の送り主は、19世紀に一瞬の光芒を放って消えた女流画家ベアトリスだった。奥ゆかしく夫に仕えながらも、夫の伯父に心奪われ、苦悩するベアトリス。彼女は、なぜ若くして絵筆を折ったのか?ロバートの心の闇と、どのような関係が──?真実をさぐるため、精神科医マーロウは、アカプルコ、そしてパリへと向かう。出版社からのコメント前作『ヒストリアン』とは趣を変え、絵画をめぐるミステリーと、芸術家たちの恋愛模様を描いた一大叙事詩的サスペンス。随所にちりばめられた名作絵画への深い造詣が味わいを深め、読者の知的好奇心をくすぐる点では、『ヒストリアン』に通ずる著者の真骨頂が貫かれている。人気絶頂の天才画家がなぜ道を踏み外したのか──謎を追うストーリーを軸に、ノースカロライナ、ニューヨーク、アカプルコ、パリと舞台を変えつつ、年齢を超えた恋、時空を超えた恋、許されぬ恋が織り交ぜられてゆく。