時よ飛沫に―探偵稼業 (C・NOVELS)
発行日:1999年11月30日
出版社:中央公論新社
ページ数:245P
あらすじ
北九州市の門司港にねぐらをもつ御倉学には、不慮の事故で子を失い、妻と離婚したという過去がある。そのため酒に溺れるが、筋力トレーニングを日課とすることでどうにか精神と肉体の均衡を保っていた。探偵業を営む御倉に転がり込んできた仕事は、カバン職人の父親と衝突し家を飛び出した息子の行方探しであった。息子―剛は家業を継ごうとも就職しようともせず、毎日ゴロゴロしていた大学四年生だという。簡単な依頼のはずであったが、家出中の剛は何者かに襲われてしまう。一人の平凡な大学生に迫る魔手の正体は?渦中に独り向かう御倉の流儀を見よ―傑作サスペンス、ここに誕生。