壁抜け男 (異色作家短篇集)
発行日:2006年12月31日
出版社:早川書房
ページ数:268P
あらすじ
ある日突然、壁を抜ける能力を手に入れた、登録省の役人デュティユル。彼は新しい上司と手紙の書き方をめぐって対立する。屈辱的な扱いを受けたことを恨んだデュティユルが、壁から頭を出してその上司を罵ると、混乱した上司は精神病院に入院してしまう。この件をきっかけに、パリの街に次々と奇妙な事件を巻き起こしていくデュティユル。しかし壁をすり抜け続けていく彼の行く手には、思わぬ落とし穴が待ちかまえていた…。奇抜で幻想的な世界に、人間の優しさと悲哀、そして残酷さを巧みに描いた、鬼才エイメの珠玉の作品集。--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。