夢なき街の狩人
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 | 2005年12月17日 夢なき街の狩人 (創元推理文庫) 秋の午後、狩猟の最中にわたしが足を踏み込れたのは、広大な大麻畑だった。猛犬とライフルで襲撃してくる不審な男を弓矢で撃退し、町の保安官に知らせたが、畑は消え、保安官は殺された。その容疑が友人にかけられ、わたしの胸に火がついた。真相を求め、町の顔役に接近したわたしに、謎めいた美女が囁く…。自然を愛するタフガイの胸のすく活躍を描く正統派ハードボイルド。 (「BOOK」データベースより) |
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| 書かれた年をみると１９９３年とある。私も９０年代にハードボイルドにはまって、ロス・マクドナルド,チャンドラー、その頃旬だったアンドリュー・ヴァクス、ベンジャミン・M・シュッツ、ラリー・バインハートなどを楽しく読みましたが、今１０年代にはいってこの小説を読むと面白いけど、少し古い感じがしました。例えば主人公に頼りになる相棒がいたり、ベトナム戦争の後遺症を抱えていたり善悪がはっきり分かれていたり。それはそれでいいけれど、９・１１とかイラク戦争を通過した今になると少し安易に思えてしまう。発表当時読んでいたら素直に楽しめたかもしれないけど２０年もたつとやはりちょっと・・・だれか１０年代に更新されたハードボイルドを書いてもらえないでしょうか、このジャンルに思い入れが深いので。期待しています。 | ||||
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