藩校早春賦

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種別
長編
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あらすじ

1999年07月26日 藩校早春賦

東海の小藩の若き4人の剣士たち。藩校建設をめぐる騒動、敵対する道場との確執や藩政に関わる陰謀に巻き込まれながら、ほのかな恋心と掛け値なしの友情を繰り広げる。爽快な青春を描く時代小説。(「BOOK」データベースより)

評判

藩校早春賦の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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藩校早春賦の総合評価:

7.43/10点 レビュー 7件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7
(4pt)

清々しい青春小説の佳作といえそうです。

とっても爽やかで明るい作品だ。
作者名からして固いイメージがあったがとんでもなかった(笑)
清々しい青春小説の佳作と言えそうです。
舞台は東海地方の某藩、藩校の建設から始まって厳しい階級社会の中でもまれて成長して行く3人の姿がとっても印象的である。
3人(新吾・太郎佐衛門・仙之助)をいろんなエピソードを交えて描いている。
3人とも階級や性格が違っていてそれが作品の中で上手く生かされている点は見逃せない。
御家騒動や、恋心を抱くシーン、あるいは剣客シーンなど読みどころ一杯過ぎて困ってしまいます(笑)
まっすぐに生きている3人はもちろんのこと、脇を固める登場人物もバラエティに富んでいて素晴らしく特に真吾の隣に住む志保との恋模様が続編(『夏雲あがれ』!)以降どう展開されるかとっても楽しみとなりました。
“正義の素晴らしさを教えてくれる1冊”と言えそうです。
藩校早春賦 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 藩校早春賦 (集英社文庫)より
4087474658
No.6
(4pt)

さわやかな青春の旅路

NHKで現在放映されている時代劇「夏雲あがれ」が、思いの外よい出来で、原作を読みたいと探していました。
 直接の原作は同名の著作ですが、その前作がこの「藩校早春賦」です。
 大きくは話の流れもあって時系列になっていますが、各章それぞれで読み切りとも感じます。
 藩校の剣術所教授方を決める御前仕合を描いた「学びて時にこれを習う」をはじめ、続刊の「夏雲あがれ」で触れられるエピソードも多く、先にこちらを一読しておくと、より楽しめます。
 主人公・筧新吾の性格そのままに、ストーリーも、さわやかに青春の旅路を駆け抜けていきます。
藩校早春賦 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 藩校早春賦 (集英社文庫)より
4087474658
No.5
(4pt)

知らない時代なのに,なぜか懐かしい。

「夏雲あがれ」の前編。新吾・太郎左・仙之助の出会いに始まり,藩校での日常生活から大人たちの権力闘争に至るまで,16-7歳の少年たちの視点で描きます。連作短編ということもあり,主人公とその周辺を知るエピソードが随所に詰まっています。サブタイトルはすべて論語の一節から。この物語らしさが出ています。

藩校でのシーンを3人の個性に合わせて切り取った「幸いにして免るるなり」が一番笑えるかな。ほかにも,枕絵鑑賞をめぐる新吾と太郎左の約束とか,幼なじみの女の子と神社の境内で抱き合う夢を見て,朝起きてみると下帯が・・・など,江戸時代でも高校生年代の生活は変わらんのだなあ〜と思わせてくれます。

最後の一話だけ他の3倍もページ数があり異質ですが,その分スケールの大きい話になっていて,物語の背景はそのまま「夏雲」に引き継がれます。両方とも未読という方は,是非こちらから。
藩校早春賦 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 藩校早春賦 (集英社文庫)より
4087474658
No.4
(5pt)

何かいい青春小説ないかな?とお探しの方に。

宮本輝の『青が散る』や佐藤多佳子『しゃべれどもしゃべれども』、
村上春樹の『風の歌を聴け』『ノルウェイの森』、
村上龍の『69』、金城一紀の『GO』といった青春小説が好きなのだけど、
石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』をおもしろく読んでいた時に、
ふとその限界を感じてしまったときがありました。

青春小説では青春小説ゆえに若者ならではのまっすぐな感じや、瑞々しさ、不完全さを描くのだけど、
現代を舞台にすると彼らがまっすぐであるための目的を持たせるのが難しいと思ったのです。

だからどちらかというと『青が散る』や『風の歌を聴け 』『69』は
若者特有のもやもやした感じがメインでした。

そして、『しゃべれどもしゃべれども』や『GO』は目的は持っているのだけど、
主人公がもつ特異性(落語や在日というアイデンティティ)があって成立する青春でした。

ぼくは上に挙げた本は全部大好きだし、どれも愛しているのだけど、
もっと普通の若者が生きていく青春小説を読みたいと思ったのです。

そんなときに出会ったのが宮本昌孝さんの『藩校早春賦 』(集英社文庫) でした。

『藩校早春賦 』はスーパーヒーローではない江戸時代の普通の若者たちが
悩んだり笑ったり、でもまっすぐに生きようとしていました。

今なら清廉な若者自体が不自然に見えてしまうけど、
江戸後期の彼ら若者たちはそう生きることが当たり前なのです。

それがすごく自然に描かれていて、ぼくもそのまま読むことができた。
内容はほとんど忘れてしまったのだけれど、
「真っ当は青春小説はここにあるじゃないか!」ってすごく驚いた。

現代では描きづらい青春や恋愛や理想や正義を
時代小説は正面から描けるじゃないか!って目からウロコが落ちました。

何かいい青春小説ないかな?とお探しの方にぜひおすすめしたいです。
藩校早春賦 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 藩校早春賦 (集英社文庫)より
4087474658
No.3
(3pt)

「藩校早春賦」

「藩校早春賦」題名に誘われて買いました。若いころの友情物語で普通の本です。
藩校早春賦 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 藩校早春賦 (集英社文庫)より
4087474658

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