警部補デリーロ
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テレビドラマらしい展開は著者の経歴ゆえか。 タイトルも装丁もゴツくて これはヒゲのおっさん警部補が活躍する 骨太の物語に違いない。 と思って 読み始めて数ページ。 ……あれ? へんな違和感に、 ソデの人物一覧読み返してしまった。 しかし物語はぐいぐい進む。 振り回され駆けずり回り…… まるでドラマシリーズを見るような臨場感。 そう。 本作はぜひとも映像で見たい。 | ||||
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アメリカの人気TVシリーズ『ツイン・ピークス』や『X−ファイル』の脚本チームの一員だったスコット・フロストの作家としての本格デヴュー作。訳出は人気翻訳家池田真紀子。 LA近郊の都市パサデナ市警の殺人課の課長で警部補の‘私’ことアレックス・デリーロは17才の高校生の娘を持つシングルマザー。折りしも全世界の注目を集める新年の一大行事ローズパレードとローズボールを控えて、娘レーシーがローズクイーンコンテストで過激な急進的環境保護活動運動に出る。 多忙な仕事を最優先してきて母親として思春期の娘のことは何も知らず、心を通わせていないことに悩むのだが、事件は待ってくれない。殺人事件が発生したのだ。やがてそれは、パサデナを震撼させる連続爆弾事件へと発展してゆく。そしてあろうことか娘がその犯人に誘拐されてしまう。 本書はデリーロの母親として改めて愛する娘を思う気持ちを横糸に、時限爆弾を自在に操る‘ガブリエル’と称する連続殺人鬼との闘いを縦糸にして、進んでゆく。 時限爆弾のタイムリミットという切迫感と、警察官として冷静に客観的に事件を分析すべきだと分かっていても、娘を案じる母親としての‘私’の焦燥が物語にこれ以上ないほどの緊迫感を与えている。 そういった意味では、デリーロの一人称叙述は本書のサスペンスを盛り上げるのに非常に効果的で、本書を、スピード感とリーダビリティーに富んだ第一級の心理スリラーに仕立て上げている。読者は、くどいくらいの心理描写に常にハラハラ・ドキドキしながら一気読みをしてしまうこと必至である。 | ||||
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