夏迷宮

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夏迷宮

発行日:2026年04月23日

出版社:講談社

ページ数:400P

あらすじ

柴田元幸、斎藤真理子、石沢麻依、推薦!きのう第三次世界大戦が始まった。銃後の日本に開園した大型テーマパークで起きる異変と、ユーラシア大陸を人魚とともに旅する1600歳の少女と戦災孤児たちーー。時空を超えた物語が交差するとき、世界の歴史が書き換えられる。オルタナティブな世界への祈りを込めた、新しい世界文学の誕生。「さあ、世界を妄(みだ)りに変えましょう」と登場人物は呼びかける。「妄りに」の一言にこれほど豊かな意味が込められたことがかつてあっただろうか。その一語から伝わってくる作者の覚悟、気迫、恍惚。ーー柴田元幸古川日出男は一作一作、日本に太い杭を打ち込むようにして歩いてきた。今、世界を踏み抜き、人類の記憶の爆心地に至る。渾身のその先へ。小説にはまだこんなにもできることがある。ーー斎藤真理子不老の戦災孤児を生み、「平安」を推すテーマパークに酔う戦争と飢餓の時代。時間の箍が外れ、国境を越えて続く人魚と尼僧の旅と水脈が、迷宮を覆す舞踏のステップと共鳴したその時、歴史の不死性が結晶化する。戦争の影に覆われ平和を消費する世界の行方を、緊密な層をなして描き上げた素晴らしい小説。ーー石沢麻依飢餓状態でヨーロッパとアジアの境界をさまよう日本人兵士は、禁断の人魚の肉を食べて不老の身となった尼と子供たちに出会う。原発事故後に招致された大型遊園地「郡山ピースランド」では、人気アトラクション「夏迷宮」に呼び起こされ、地中の湖に棲む幻獣が目覚めはじめるーー。現代と古代、日本とユーラシア、神話と現実が呼応して生み出す圧倒的スケール。新たな戦争の時代に、古川日出男が放つ予言的長篇小説! 第一巻 夏迷宮黒い湖(うみ)より パレード地中の湖(うみ)へ パンプキン白い湖(うみ)へ高天原(パラダイス)第二巻 冬迷宮未明、セカイは胎動している 未知、セカイがざわざわと顫(ふる)える 未完、セカイに邪(よこし)まなる一語「進化」が投じられた 未来、セカイよ凍りつけ結ばれよ永らえ

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