磔の地
発行日:2025年07月29日
出版社:新潮社
ページ数:576P
あらすじ
サンセット・リミテッド号の停車駅があるルイジアナ州ニュー・アイビーリア。その町の保安官事務所の刑事デイヴ・ロビショーのもとに、女性写真家ミーガンが訪ねてくる。彼女の父親は、かつて納屋の壁に磔にされて殺害された労働活動家フリンだった。この犯罪は罰せられることなく、無関心や恐怖から見て見ぬふりをした人々はみな沈黙の刻印を背負った。窃盗罪で拘置中の黒人が看守に虐待されているというミーガンからの情報で、捜査に乗り出したロビショーは、幾重にも交錯する事件に遭遇。映画の撮影現場で雇われたサイコパスの暗躍、過去の秘密を紛らわせるため酒に溺れる大地主の娘の不審な行動、黒人少女をレイプした白人兄弟の殺害事件……さまざまな事件が表面化し、さらなる悲劇へと連なっていく。米南部ミステリーの巨匠が高い文学性にハードボイルドの精神性をこめた渾身の代表作がついに日本初紹介。CWAゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)受賞作!