ポストカード
発行日:2023年08月02日
出版社:早川書房
ページ数:552P
あらすじ
2003年1月、パリ。著者アンヌの母のもとに差出人不明のポストカードが届けられた。メッセージ欄には、祖母の両親と妹と弟の名前だけがあった。4人は1942年にアウシュヴィッツで亡くなっていた。誰が、なんのために60年の時を経てこのポストカードを投函したのか。調査を続けるうち、著者の母方の一族の知られざる過去が明らかになる。ロシア革命から逃がれ、東欧やパレスチナをへてパリに安住したものの、その後ナチスにより離散したユダヤ人一家と、一人だけ生き残った祖母。なぜ祖母だけが強制収容所への送還を免れ、生き延びたのか。著者の母のもとに実際に届いたポストカードをもとにあるユダヤ人家族の苦難の歴史をひもとく感動の長篇小説。